初めての高級時計選びに役立つブランドイメージとは

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ロレックスやオメガなど、メジャーな高級時計を初めて買う、そして選ぶ時は緊張するものです。誰にでも最初はありますし、また高級時計そのものの意味やコンセプト、さらには時計ブランドについての知識が最初からあればいいのですが、そういう方は決して多くはありません。

「自分も頑張ったので、それにふさわしい高級時計が欲しい!」と意気込んで時計店に足を運ぶ方も多いのですが、実際に「どんな高級時計が自分に合っているか(ふさわしいか)」ということになるとよくわからない状態ではじめての購入をされる方も多いように思います。また自分のためだけでなく成人や結婚、出世祝いなどで高級時計をプレゼントするケースも多いので、そんな時に「どのブランドの高級時計を選ぶと、その人に合っていて喜ばれやすいのか?」というイメージを持っているのといないのとでは、大きな違いがあると思います。

そこで今回は、初めて時計を選ぶシーンをイメージして「どのブランドは、どんなイメージを持たれているのか、どんな人に合っていると言えるのか?」という大雑把なイメージ部分をお伝えしていこうと思います。なおこれはよく言われていること(ネット上の情報を含む)を集約したものですが、あくまでも主観でまとめているのでご了承ください。

目次

ブランド時計の4大定番ブランドの大雑把なイメージとは

1.ブランド時計の定番といえばロレックス

ロレックス(ROLEX)は、高級時計ブランドとしては不動のNo,1といわれるブランドで流通する高級時計の50%近くを占めると言われています。逆に知らない人のほとんどいないブランドなので、「知識はまだないけれど、自分はともかく高級時計であることに最初の意味を感じている」という場合や、「ブランドや高級感を好む知人にプレゼントしたい!」という場合はこれにまさるブランドはないと思います。まさに高級時計の代名詞です。

またメジャーブランドだけあってモデルも豊富で、定番モデルだけでも金字塔といわれているデイトナ,ダイバーズウォッチ発祥のサブマリーナ,シンプルが売りのエクスプローラー,所有率も高く女性用もラインナップされているデイトジャストなど、1つ1つを取っても人気のラインが多数あります。

そしてロレックスのブランドとしての特長はその表明的な知名度・高級感だけでなく時計マニアといわれる人たちからも人気が高いことにあります。「初心者に人気で選ばれる」「玄人にも長く愛用されている」ということを両立させているブランドはロレックス以外にはなかなかないと言っても過言ではありません。モデルごとにあるこだわりの構造やヴィンテージ感など、時計の玄人を満足させるポイントはそれぞれあるのですが、ロレックスの中のいわゆる「マイナーな品番」にもそれぞれにファンがいて愛用されている、というのがあります。

それが何を意味するかといえば、「中古品であっても、本当に欲しいモデルを持ちたい!」と考えているお客さんが大変多く、他ブランドと比較すると「中古品を売却する」場合も(新品と比較して)それなりの値段が付くケースが多い、ということになります。(すでに廃番で正規に購入できないモデルだったり、流通量が少なく中々入手できないモデルも、それ故に良い価格が付くことも少なくありません)こうした「資産価値が目減りしにくい」ということも、他ブランドと比較したロレックスの大きな特長ではないでしょうか。

2.ジュエリーブランドならではの強みを持つカルティエ

カルティエ(Cartier)は女性が憧れるブランドウォッチとして、まず最初に名前のあがるブランドではないでしょうか。人気の理由は150年を超える長い歴史を誇る老舗の高級ジュエリーブランドとしての知名度からくる高級感なのですが、特に女性から高い支持を受けていることもうなずけます。またジュエラーとしてのセンスを持つデザインからだけでなく、近年自社製ムーブメントの研究・開発も目覚ましい実績を上げていることからも時計ブランドとしての信頼性を盤石のものとしています。

そのデザインの特色としては、スマート、ユニークなフォルムにジュエリーブランドならではの美しさを持ったケースやブレス、また歴史を感じさせるクラシカルで上品な文字盤や、さりげなくダイヤモンドなどを配したベゼルなど、ジュエリーブランドならではのこだわりにあります。どちらかというと女性にはロレックスと並ぶほど人気が高いのですが、男性でもファッション意識の高い方にセレクトされるイメージがあります。デザインが他の重厚な高級時計と一線を画すスマートなものも多いので、「無難ではなく個性的な選択をした」としてファッション性を重視しているイメージを持たれるかもしれませんね。

デザインとしてはロンドソロやパシャのようにラウンド型(円形)デザインのモデルもありますがレクタンレギュラー型(長方形)デザインのタンクソロやタンクフランセーズなども定番で、他にもタンクルイやタンクアメリカンなどの「タンク」シリーズに代表される長方形モデルを見ると、そのモダンな外観にカルティエらしさを感じる、という人も多いようです。

3.国内でロレックスに次ぐ人気を持つオメガ

オメガ(OMEGA)は、実は世界的にも特に日本で知名度が高いブランドと言えます。特に男性にとってはロレックスに次いで2番目に知名度が高いブランドといえるのではないでしょうか。価格としてもロレックスよりも若干手ごろなこともあり、「第2選択」としてとらえられることも多いブランドとなっています。またそのこともありどちらかというと年齢的には30代くらいまでの比較的若い層に知名度があり、支持されているということも言えるでしょう。

このオメガのブランドとしての特色を言うのであれば、オリンピックの公式タイムキーパーを勤めていることもあり、また1969年に人類初の月面着陸が果たされたときに、アメリカの宇宙飛行士、バズ・オルドリンの腕に着用されていた時計がスピードマスターであったり、ジェームズ・ボンド役のピアース・ブロスナン及びダニエル・クレイグが着用したダイバーズウォッチがシーマスターであったりと、スポーツやロマンを感じさせるシーンで使用されているイメージが、ブランドの人気を高めていると言えます。

またムーブメンドについての技術が高いこともオメガのブランドイメージを支える特色となっています。もともとは”天文台コンクール”という時計精度の競争で優秀な成績を収める常連的な存在で、最近でも1999年、時計師のジョージ・ダニエルズが開発した「コーアクシャル」と呼ばれる新機構をムーブメントに採用するなど、その高精度へのこだわりは衰えることはありません。また、ムーブメントから磁気帯びしやすい鉄部品を減らしていわゆる「耐磁時計」としての路線を強化するなど開発に余念のない姿勢が、若い人たちだけでなく時計マニアの人たちからも人気を集める理由と言えます。

4.前衛的なデザイン重視で選ぶ人が多いブルガリ

ブルガリ(Bvlgari)はカルティエ同様、イタリア発祥のジュエラーブランドがもととなっています。イタリア・ローマ発の老舗ブランドということもあり、時計づくりの歴史も長く、腕時計作りで100周年を迎えたばかり、という所です。名前そのものからくる高級感・イメージで購入する人も多いのですが、ブランドの特色としては大きく二つあります。

1つ目はやはり何といってもデザインで、カルティエ以上に個性的で、前衛的なスタイルを前面に押し出していると言えるでしょう。モデルによっては色石もふんだんに使い、またデザイン自体もエッジが効いていると評されるので、こだわりや着こなしに自信があったり、時計で何を主張していくかはっきりしている人に向いたブランドといえるかもしれません。(逆に言うとセンスの有無でイメージが大きく左右されるかもしれません)

2つ目は超薄型の高精度ムーブメントに象徴される機構へのこだわりにあります。オクト フィニッシモという、超薄型コレクションを実現しその開発力を証明したブルガリ。超薄型デザインに加えて、独特の110面体構造の立体的ケースも洗練さを加えたこの衝撃的なムーブメントを採用したモデルも数多く、ただデザイン性だけではなく高い技術力がそのブランドイメージを支えていると言えるのです。

いかがでしたか?
主観を交えているのですがどんな人に選ばれやすいのか、またどんなイメージを持たれているブランドなのかを大雑把にまとめてみました。ただ人によりブランドイメージは異なりますし、違うご意見も多々あることをご了承ください。読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

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