貴金属の種類と性質
貴金属とは文字通り産出量の少ない希少性の高い金属という意味で、金(Au)プラチナ(Pt)銀(Ag)イリジウム(Ir)オスミウム(Os)パラジウム(Pd)ルテニウム(Ru)ロジウム(Rh)という8種類の金属を差します。いずれも耐食性や耐酸性に優れ、化学的にも貴重な性質を持っています。
金製品における刻印と純度とは
金の純度は、金の含有率を示し、ジュエリーなどの製品に刻印される「K18」や「K24」などの形で表示されます。これらの刻印は金の純度を示し、以下のように解釈されます。
24金 (K24)
純度: 99.9% 以上
特徴: 最も純度が高い金で、非常に柔らかく、加工が難しいため、ジュエリーにはあまり使われません。主に投資用の金塊や金貨に使用されます。
22金 (K22)
純度: 約91.6%
特徴: 純度が高く、光沢が美しいですが、24金に比べると若干硬く、ジュエリーにも使用されることがあります。
20金 (K20)
純度: 約83.3%
特徴: 18金と24金の中間の純度を持ち、18金よりも若干柔らかく、24金よりも硬いです。色の鮮やかさと耐久性のバランスが良く、高級ジュエリーに使用されることがあります。
18金 (K18)
純度: 約75%
特徴: 純度と耐久性のバランスが良く、ジュエリーに最も一般的に使用されます。硬度が高く、日常の使用に耐えることができます。
14金 (K14)
純度: 約58.5%
特徴: 18金よりもさらに硬く、価格も比較的手頃です。ファッションジュエリーに多く使用されます。
10金 (K10)
純度: 約41.7%
特徴: 金の含有量が少ないため、価格が安く、耐久性が高いです。手軽に楽しめるジュエリーとして人気があります。
金の純度は、製品の特性や用途に応じて選ばれます。純度が高いほど柔らかく傷つきやすいですが、純粋な金の美しい色合いを楽しむことができます。一方で、純度が低くなると硬度が増し、耐久性が高くなるため、日常使いのジュエリーに適しています。
これらの情報は、ジュエリーや金製品を選ぶ際に役立つでしょう。金の純度と刻印の関係を理解することで、製品の特性や価値を正しく評価することができます。
刻印が打たれるポイント
貴金属には種類や純度などの情報を示すために刻印が打たれますが、刻印が打たれるポイントは製品によって異なります。
インゴットのように非常に見やすいポイントに大きく打たれていている刻印がある一方で、ものによっては分かりにくいポイントに刻印があったり、ルーペなどで見なければ読み取れないような細かい文字が打たれていたりすることもあります。
ペンダントトップは本体の裏面に刻印が打たれるのが一般的ですが、ヨーロッパの製品のなかには、デザインとしてコインの側面や表に刻印が打たれているものもあります。
ネックレスやブレスレットなどの場合には留め金具本体やプレート部分に刻印が打たれます。ピアスはポスト、またはキャッチに刻印があるのが一般的ですが、刻印の無い製品もあります。ポストのみが金製品というケースも多いため、きちんとした査定が必要です。ブローチの刻印は背面にない場合は針自体を確認してみてください。
刻印の内容
リングの刻印には金属の種類や純度のほかに、宝石のサイズやブランド名なども刻印されます。
たとえば、ダイヤなら「D」エメラルドなら「E」、ルビーなら「R」といった略称の刻印があるケースが目立ちます。また、スペースの関係上ゼロが省略される場合は「0.28ct」を「.28」のように表記します。
ジュエルカフェの買い取り対象
ジュエルカフェの買い取り対象は金製品・貴金属製品全般です。ジュエリーや金貨だけでなく、金歯や金粉、金製の仏像、貴金属が使われた工業製品などの査定もしています。
何の金属でできているのかよくわからない製品でもジュエルカフェなら大丈夫。金属の種類や純度を見分ける専用の機械で判別しています。金が含まれているように見えないものにも金が混ざっているケースは少なくありません。ジュエルカフェは無料で査定しているのも嬉しいメリットです。