ダイヤモンドの中でも最高峰の希少性「ピンクダイヤモンド」
カラーダイヤモンドの中でも特に人気があり、希少性が高いダイヤモンドとして知られているのが「ピンクダイヤモンド」。世界中の女性を魅了する上品でかわいらしい色合い、目を見張るほど美しく、身に付けているだけで女性らしさを引き出してくれるピンクダイヤの魅力とはなんでしょうか。今回はピンクダイヤモンドの希少性と価値についてご紹介できればと思います。
ピンクダイヤモンドってなに?
一般的なダイヤモンドは無色透明ですが、色づいているカラーダイヤモンドというものが存在します。無色透明ダイヤモンドでのグレードの低いイエローやブラウンがかった物とは異なり、肉眼で明らかな色が見られなければカラーダイヤモンドとは呼ばれません。
カラーダイヤモンドはレッド、ブルー、ピンク、ブラックなど大きくわけて12種類あり、その色味が濃いほど希少価値が高いとされています。
ピンクダイヤモンドの魅力
ピンクダイヤモンドとは名前の通りピンク色に色づいたダイヤモンドのことを指します。
カラーダイヤモンドのなかでも希少性高く、特に需要の高いピンクダイヤモンド。
しかしなぜダイヤにピンク色がつくのか、については実は解明されていません。
2つの説があり「放射線の影響で着色されている」というものと、「ダイヤができる初期過程で他の元素がわずかに混ざり色づいた」という説がありますが、未だに証明されていません。
その謎に秘められた部分もピンクダイヤの魅力といえます。
ピンクダイヤの希少性
天然ピンクダイヤモンドの年間採掘量は、全ダイヤモンドの0.1%程にしか過ぎないのです。
手頃な価格帯で売られているピンクダイヤモンドは、ほとんどの場合が人工的に加熱処理を行い作られたもので、天然のピンクダイヤモンドではないので注意が必要です。
実はピンクダイヤの約9割はオーストラリアで産出されるのですが、その主要な産出地であるアーガイル鉱山が閉鎖するという話があり、そのことがピンクダイヤモンドの希少価値をさらに高く押し上げています。
これらの要因や限られた鉱山でしか採掘できず、限定の流通量が決まっていることもありその価値は上がり続けています。
採掘できなくなる=新しいピンクダイヤモンドが市場に出回る機会が少なくなるということです。
ただでさえ希少性の高い宝石と呼ばれているダイヤモンドですが、ピンクダイヤとなるとけた違いで希少性が高くなるのです。
ピンクダイヤもいろいろ。価値が高いものの違いとは?
一口にピンクダイヤといっても、ピンクの色合いや濃さはさまざまです。
その中でも特に希少とされ価格も高いものが『ファンシーピンク』といわれ、色の濃いものになります。また同じピンクでもブラウンやオレンジに近い色合いのピンクダイヤよりも、純粋な桜色に近いピンクダイヤモンドほど珍重される傾向があります。
ピンクダイヤは、透明度の高さとカラットでその価値が評価されます。
ピンク色であること自体が希少性を持っているので、天然のピンクダイヤに多く含まれている内包物が耐久性に影響するようなものでない限り、カットの美しさを優先して希少なピンクダイヤを多く削ってしまうような加工は行いません。
ここがピンクダイヤゆえの、ホワイトダイヤモンドとの大きな違いです。
「永遠の愛」の意味を持つピンクダイヤモンド
ピンクダイヤには「永遠の絆」「最終決定」「魅力アップ」「完全無欠の愛」など強いパワーがあるとされています。 特に「完成した永遠の愛」という側面が強いが故に、婚約指輪、結婚指輪でも人気の宝石で、まさに花嫁にぴったりといえるのです。
通常のダイヤモンド以上に「一生揺らがない愛」を象徴しているとされ、またピンクは恋愛運を高める色ともされているので女性には特に人気です。
同じダイヤモンドでも色によって意味がかなり違うのですが、ピンクダイヤはその中でも恋愛・結婚に関わる使われ方をした際の効能はピカ1ということになります。