GUCCI(グッチ)は昔から有名なブランドですが、最近さらに人気が出てきている気がしますね。
そうですね。芸能人やインフルエンサーなどの影響により、若年層のファンが増えてきていることも原因でしょう。
なるほど。でも、GUCCI(グッチ)ってどんなブランドなのか、意外と知らないかもしれません。
では、GUCCI(グッチ)について、歴史、ブランドイメージ、魅力などを徹底解説していきます。
GUCCI(グッチ)とはどんなブランド?
GUCCI(グッチ)は、1921年にグッチオ・グッチがイタリアで創業したファッションブランドです。
服やバッグ、靴などの革製品、香水、時計、宝飾品など多くのジャンルを手がけています。
世界的なハイブランドとして、幅広い世代から根強く愛されているのです。
そんなGUCCI(グッチ)のブランドイメージや特徴についてご紹介します。
GUCCI(グッチ)のブランドイメージ
GUCCI(グッチ)は、ラグジュアリーブランドのなかでも人気の高いブランドです。
デザイナーのセンスが散りばめられた高級感のあるアイテムばかりで、近年では親しみやすさも感じられるストリートテイストの製品も展開しています。
創業当初から引き継がれているGUCCI(グッチ)のブランドコンセプトは、「最上の伝統を最上の品質で、しかも過去のよいものを現代に反映させる商品作り」です。
最上級の技術と徹底的な品質管理により、最高品質の商品作りを心がけているGUCCI(グッチ)だからこそ、創業当時から根強い人気を誇っているのでしょう。
GUCCI(グッチ)の特徴
GUCCI(グッチ)のデザインの特徴として、2つのGが並んだダブルGのモノグラムとウェブストライプが挙げられます。
ダブルGは、創業者グッチオ・グッチの頭文字が由来となるGUCCI(グッチ)を象徴するロゴです。
今となっては、創業者やデザイナーの頭文字をアイテムのデザインに用いるブランドは多数ありますが、GUCCI(グッチ)がその先駆者であると言えます。
そして、GUCCI(グッチ)のもう1つの象徴がウェブストライプです。
緑・赤・緑のストライプ柄はモノグラムと合わせても、単独でもデザイン性が高く、多くの人の目を引くアクセントの役割も担っています。
創業当時から品質を最重要視しているのは素晴らしいですね。
だからこそ信頼を積み重ね、大きな人気を勝ち取っているのでしょう。
グッチオ・グッチが創設したGUCCI(グッチ)の歴史
1921年創業のGUCCI(グッチ)には、長い歴史があります。
創設期から現在の人気を確立するまでの歴史について、詳しく解説します。
創設期
創業者であるグッチオ・グッチは、ロンドンの一流ホテルでホテルマンとして勤務するなか、高級で上質なブランドアイテムについて勉強していました。
そしてグッチはホテルを退職し、故郷であるイタリアに戻りました。
1923年に、イタリアのフィレンツェにて高級で上質な革製品を中心としたアイテムを扱うGUCCI(グッチ)を創業しました。
象徴的なダブルGのロゴも創業当初に誕生したものです。
高い品質とデザイン性で順調に人気が高まり、2年後には2号店を開店しました。
世界中のセレブが愛用するブランドに成長
創設後、第二次世界大戦の影響で、素材の確保が困難になってしまいます。
そこでグッチは、キャンバス素材にコーティングを施すことで高級感を出し、危機的な時期を乗り越えたのです。
GUCCI(グッチ)はその後も高品質なアイテムを作り続け、着実に信頼を積み上げていきました。
グッチの息子が映画業界に従事していたこともあり、映画の小道具としてGUCCI(グッチ)のアイテムが使われることも増えていきます。
映画をきっかけに大きな注目を集め、世界中のセレブが愛用し、支持するブランドへと成長していきました。
グッチ一族による継承争い
1953年に創業者であるグッチオ・グッチが逝去し、その後は三男のアルドが継承します。
アルドが継承してから、1960年代〜1980年代初頭にかけてGUCCI(グッチ)はアメリカ・ニューヨークにも進出し、多くの富裕層からの人気を得て、黄金期を迎えました。
順調な経営が続いているかと思われましたが、1984年に継承争いが起こり、ブランドのイメージは一気に衰退してしまいました。
GUCCI(グッチ)に危機が訪れますが、そこに救世主が現れます。
新ディレクターの力で人気が復活
継承争いによって危機を迎えたGUCCI(グッチ)を立て直したのは、1994年にクリエイティブディレクターとして就任したトム・フォードです。
GUCCI(グッチ)をアルドが率いていた黄金期のイメージを復活させ、再度GUCCI(グッチ)の全盛期が訪れます。
それ以降は、安定した品質と信頼を保ち続け、経営状況は順調といえます。
現在は、アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブディレクターを務めており、伝統と革新を組み合わせた最先端のファッションを提供し、若者からの人気も上昇傾向です。
創業当時からのグッチオ・グッチのこだわりが伺えます。
ブランドの運営においても、何度か危機が訪れましたが、乗り越えてさらに信頼を積み上げていますね。
創設者グッチオ・グッチの人物像
グッチオ・グッチは、イタリアのフィレンツェにて1881年に生まれました。
17歳でイギリスのロンドンに渡り、最高級ホテル「サヴォイ・ホテル」でホテルマンとして従事します。
そして、ホテル客であるセレブの高級志向な感性や持ち物を身近に感じながら、ファッションや美についての感覚を磨いていきました。
20歳でホテルを退職し帰郷したグッチは、高級革を取り扱う「フランツィ」で働き始めます。
「フランツィ」では、高級革に関するあらゆる知識や経験を身につけ、GUCCI(グッチ)創立に向けての土台作りを行いました。
グッチはとにかく勉強熱心で、丁寧かつ高品質なものづくりを重要視していたといいます。
それはGUCCI(グッチ)創業当初からのブランドコンセプトとしても受け継がれています。
ホテルでセレブの志向や美的感覚を学ぶのは、とても良い経験になりそうですね。
とにかく毎日触れることが重要なのでしょう。創業者が積み上げてきたものも、GUCCI(グッチ)が信頼されている要因の一つですね。
GUCCI(グッチ)一族の現在と今の社長は?
創業当初から順調だったGUCCI(グッチ)の経営状況が一転したのが、1984年に起こった継承争いです。
当時衰退してしまったブランドイメージは立ち直りましたが、GUCCI(グッチ)一族は現在どうなっているのでしょうか。
GUCCI(グッチ)の運営状況について解説していきます。
GUCCI(グッチ)一族の現在
現在では、GUCCI(グッチ)の経営に、グッチ一族は一切関与していません。
創設者であるグッチが1953年に死去した後、グッチの三男がGUCCI(グッチ)を継承しました。
その後もしばらくはGUCCI(グッチ)の経営に一族が関わっていたそうですが、ロゴが一新された1998年ごろにはGUCCI(グッチ)の経営から離れたといわれています。
1995年にはグッチ一族の一人であるマウリツィオ氏が銃撃事件で亡くなっており、これも一族が経営から離れた要因であると考えられています。
GUCCI(グッチ)の現在の社長
GUCCI(グッチ)の現在の社長は、マルコ・ビッザーリです。
彼は、大手経営コンサル会社アクセンチュア出身です。
その後、ステラ・マッカートニーやボッテガ・ヴェネタのブランドCEOなどを務め、2015年よりGUCCI(グッチ)のCEOに就任しています。
現在のGUCCI(グッチ)の人気を牽引するクリエイティブディレクター・アレッサンドロ・ミケーレを抜擢したのも、CEOであるマルコ・ビッザーリです。
目まぐるしく変化する現代でGUCCI(グッチ)が順調に評価と信頼を積み上げているのは、マルコ・ビッザーリの功績が欠かせないといえるでしょう。
継承争いに関しては少しヒヤヒヤしましたが、さすがGUCCI(グッチ)ですね。無事立て直しに成功したのですね。
そうですね。敏腕社長であるマルコ・ビッザーリの人選は、大成功だったのではないでしょうか。
GUCCI(グッチ)の魅力4つ
世界で愛されているGUCCI(グッチ)ですが、その魅力はどのような部分にあるのでしょうか。
GUCCI(グッチ)の魅力を4つご紹介します。
- 流行を取り入れたデザイン
- ブランドの象徴であるダブルGマーク
- 良質で長く愛用できる
- 芸能人も愛用している
①流行を取り入れたデザイン
100年以上の歴史があるGUCCI(グッチ)ですが、伝統を守りながらも流行を敏感に取り入れたデザインが特徴的です。
設立当初からのダブルGや、高い品質を引き継ぎつつ、時代の変遷を反映した唯一無二のアイテムを販売しつづけています。
男女ともに幅広い年齢層から人気があるのは、気品があるデザインの中に常に流行を取り入れているからでしょう。
新しい商品だけでなく、中古市場で流通するヴィンテージアイテムにも高い需要があります。
②ブランドの象徴であるダブルGマーク
GUCCI(グッチ)といえば、ダブルGマークが特徴的です。
ダブルGは、グッチオ・グッチが創業した当初から存在する歴史あるロゴマークです。
特に、ダブルGのモノグラムはGUCCI(グッチ)らしさを存分に表現しながらも、大人の気品や高級感を演出してくれるデザインで、根強い人気を誇っています。
一目見ただけでGUCCI(グッチ)の商品だとわかる点も、人気の理由です。
③良質で長く愛用できる
GUCCI(グッチ)創業当初のブランドコンセプトにも「最上の伝統を最上の品質で」とあるように、GUCCI(グッチ)のアイテムは品質にこだわり抜いて作られています。
1度購入すれば何十年も使用できるほどの高品質です。
創設者のグッチオ・グッチは、世界で初めて品質を保証する意図で商品にデザイナーの名前を入れたそうです。
リーズナブルとはいえませんが、これほどの品質が手に入るなら、高く感じないかもしれません。
④芸能人も愛用している
世界のセレブや国内の芸能人、インフルエンサー、経営者などの芸能人にはグッチを愛用している人がたくさんいます。
現代では、YoutubeやSNSなどでもGUCCI(グッチ)を着用している様子を目にすることも珍しくありません。
憧れの芸能人が着用しているのをみると、同じGUCCI(グッチ)のアイテムを欲しくなるのも納得です。
芸能人のファッションを参考にして、お気に入りのアイテムを探してみてはいかがでしょうか。
GUCCI(グッチ)は人気になる要素を全て持ち合わせている感じがしますね。
そうですね。昔から人気のブランドですが、最近ではSNSも普及し、若い層の獲得にも成功しています。
GUCCI(グッチ)のアイテムはなぜ高いの?
GUCCI(グッチ)のアイテムは魅力的で、誰もが1度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
しかし、GUCCI(グッチ)のアイテムは、決してリーズナブルとはいえませんよね。
GUCCI(グッチ)のアイテムが高価なのには、しっかりとした理由があるのです。
GUCCI(グッチ)のアイテムが高い理由
GUCCI(グッチ)のアイテムが高い理由は、最高級の品質と人材を総動員して作られているからです。
創業当時からのコンセプトにあるように、GUCCI(グッチ)はとにかく品質に徹底的にこだわっています。
さらに、どのアイテムにも職人の手作業でしか再現できない細かなステッチやデザインがあります。
ひとつつひとつのアイテムに対して真剣に向き合い、最高級の素材・最高級の製法・最高級の技術者・最高級のサービスを提供しているからこそ、GUCCI(グッチ)のアイテムは高価で売られているのです。
アウトレットのGUCCI(グッチ)が安い理由
最高品質のGUCCI(グッチ)のアイテムですが、アウトレットでは安く売られているのをよく目にします。
アウトレットで販売されているGUCCI(グッチ)のアイテムは、全て新品未使用のものですが、なぜ安く売られているのでしょうか。
その理由は主に下記の4つです。
- 正規店で売れ残った商品を販売しているから
- わずかな傷があるB級品があるから
- 展示会用などのサンプル品が売られているから
- アウトレット専用の商品があるから
正規店で売れ残った商品や、傷があるなどの訳あり商品は、定価より安く購入できる可能性があります。
GUCCI(グッチ)のアイテムをお得に購入したい方は、アウトレットの店舗に行ってみてはいかがでしょうか。
高価ではありますが、それだけ最上級のものにこだわっているということですね。
そうです。素材から人材選びまで全てにおいて最高級を追求しています。お客様に最上級の体験を提供したいという創業当時からの想いが反映されていますね。
GUCCI(グッチ)のアイテムは何歳まで使える?
GUCCI(グッチ)のアイテムは、若年層から年配の方まで、幅広い年代で使用できます。
近年の傾向として、10代後半から20代の間で人気が上昇しているようです。
伝統を継承したシンプルでクラシカルなアイテムもあれば、トレンドを取り入れた斬新なアイテム、ストリートテイストを取り入れたアイテムもあります。
幅広い年代の方が好みやスタイルに合わせて選べることも、GUCCI(グッチ)が人気の秘訣といえるでしょう。
幅広い年代で愛されているのも、GUCCI(グッチ)の特徴ですよね。
そうですね。伝統を守りつつ、新たなことにもチャレンジする姿は、今後も世界のファッション業界を牽引していくことでしょう。
GUCCI(グッチ)のアイテムを高く売る6つのコツ
GUCCI(グッチ)のアイテムは、現代でも人気を伸ばし続けているため、使わないアイテムを持っている場合は、高く売れる可能性があります。
GUCCI(グッチ)のアイテムをより高く売るために、6つのコツをご紹介します。
- 保管方法に気をつける
- 保証書などの付属品を揃えておく
- 査定に出す前にメンテナンスする
- できるだけ早く売る
- 正規店以外で修理しない
- 複数の買取専門店で査定してもらう
①保管方法に気をつける
GUCCI(グッチ)のアイテムを保管する際は、高温多湿の環境を避けましょう。
長期間使わずに保管しておく場合は、除湿剤を入れておくのがおすすめです。
また、長期間置いておくと、商品自体の重みで形が崩れ、癖がついてしまうおそれがあります。
心配なものは、中敷きを入れたり支えをつけたりする工夫が重要です。
②保証書などの付属品を揃えておく
GUCCI(グッチ)のアイテムを購入した際の保証書や箱などの付属品は、査定の際に商品と一緒に提出しましょう。
保証書があれば、対象の商品が正規のルートで販売されたものであることを証明でき、買取店としても再販する際のセールスポイントとなるため、査定額が上乗せされるケースが多いです。
そのほか、購入時に付属されていたものはできるだけ綺麗なまま保管しておいてください。
③査定に出す前にメンテナンスする
買取査定額は、査定時の状態に大きく左右されます。
そのため、できるだけ綺麗で整った状態で査定に出すことが非常に重要です。
GUCCI(グッチ)のアイテムを査定に出す前には、革の部分を清潔な布で拭き取ったり、ほこりを除去したりと、可能な範囲のメンテナンスを行うようにしましょう。
少しでも綺麗な状態で査定に出せば、買取金額が上がる可能性があります。
④できるだけ早く売る
GUCCI(グッチ)のアイテムを含め、ブランド品は新しいものほど高く売れる傾向があります。
とくに革製品などのデリケートな素材を使用しているものは、経年劣化による影響を受けやすく、買取に出す時期によっても査定額が変わる可能性があるのです。
そのため、お持ちのブランド品を買取に出すと決めた場合は、できるだけ早く買取専門店に査定してもらうことをおすすめします。
⑤正規店以外で修理しない
GUCCI(グッチ)のアイテムに故障や破損が生じている場合は、修理してから査定に出しましょう。
修理は正規店で行ってもらうのがおすすめです。
その他の修理専門店に修理を依頼する選択肢もありますが、保証がついていなかったり、逆にアイテムの品質が下がってしまったりするおそれがあります。
正規店での修理は、多少費用は上がりますが、ブランドが認めた職人が正規のパーツを用いて修理してくれるため安心です。
製品の品質も維持されやすくなり、より高額での買取が期待できるでしょう。
⑥複数の買取専門店で査定してもらう
ブランド品は、全く同じものでも買取専門店によって査定額が異なります。
1つの買取専門店のみに依頼するよりも複数の買取専門店で査定を依頼したほうが、より高く買取ってくれる業者を選べるのです。
少し価格が上がってでも自社で買取りたいという買取専門店も多いため、他店舗での査定額を引き合いに出して、価格交渉につなげることもできますよ。
こんなに工夫できる点があるのですね。
そうですね。少しの手間をかけることが、高額査定につながるのです。
まとめ
GUCCI(グッチ)は、世界的に有名かつ人気の高級ブランドですが、その起源には、創業者グッチオ・グッチの徹底されたこだわりがあります。
伝統と品質を守りながらも、移りゆく時代と流行を取り入れながらチャレンジし続けるGUCCI(グッチ)は、今後も幅広い世代の心を掴んでいくでしょう。
GUCCI(グッチ)の古いアイテムにおいても、今もなお需要があり、高く売れる可能性があります。
使わなくなったGUCCI(グッチ)のアイテムをお持ちの場合は、綺麗にメンテナンスしたうえで、早めに買取に出すのがおすすめです。
- GUCCI(グッチ)のブランドコンセプトは、「最上の伝統を最上の品質で、しかも過去のよいものを現代に反映させる商品作り」
- GUCCI(グッチ)の特徴は「ダブルGのロゴ」と「緑・赤・緑」のウェブストライプ
- GUCCI(グッチ)の創設者はグッチオ・グッチ
- グッチオ・グッチの死後、三男のアルドに経営が引き継がれるが、現在グッチ一族は経営から撤退している
- GUCCI(グッチ)のアイテムは、最高級の品質・製法・技術・サービスを提供しているからこそ、高価で販売される
- アウトレットでは、安く売られているGUCCI(グッチ)のアイテムもある
- GUCCI(グッチ)のアイテムを高く売るために、修理は必ず正規店に依頼し、保証書などの付属品もあわせて査定に出すことが重要
高価なイメージがありましたが、ブランドのこだわりを知るとそれも納得です。
そうですね。少しの手間をかけることが、高額査定につながるのです。
最上級の品質にこだわりつづけるGUCCI(グッチ)だからこそ、幅広い世代に愛されるブランドになったのですね。