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ブランドバッグ・財布を少し高く売るための保管・使用方法とは

ブランドバッグ・財布を少し高く売るための保管・使用方法とは

バッグや財布などのブランド品が不要になったので売りたい。もちろんできるだけ高く…そう思った時に一番売る側として気にしてしまうのは「汚れ、傷、使用感」などのマイナス面ですよね。
「このくらいの汚れならマイナスで安くはならないかな?」
「今からでも高く売る方法はないのだろうか?」
「こんなことならもう少し丁寧に使っていた方がよかった」
など、様々な思いがよぎるかもしれません。

お客様からは日々いろいろな相談が寄せられますが、その中でコンスタントに多いのがこの「少しでも高く売るための保管や使用について」ということもあり、今回はそのことについてお伝えしていこうと思います。

保管方法や方針は売る時の価値をかなり左右します

「ずっと使っていないから安心」なのか?

たまに「私のはずっと使っていないから安心、高くなるだろう」という予想をされる方がいます。
これはある意味その通りで、特に素材が無機物の場合(金属製の時計など)は使うほど擦り傷や汚れなど、また不具合などが出る一方、使わなければ極端な話、価値はほとんど下がらないと言えます。

しかし本記事ではバッグ、財布などの「有機物」(革や繊維など)で作られたバッグ・財布などを想定しているのですが、その場合「使わないほど安心して高く売れる」かと言えばそういう訳でもありません。

俗にいう「中ベタ」などは革製品で特に警戒したい

典型的な「使っていないうちの劣化」としてはルイヴィトン(LOUIS VUITTON)やシャネル(CHANEL)などの製品で特によく見られるいわゆる「中ベタ」というものがあります。

これは財布であればお札入れやコインケースの内側、バッグであればポケット内部や内側全体などが湿度により時間とともにベタベタしてきてしまうことです。
〇表面の素材が剥がれ落ちてしまう
〇開くと嫌なにおいがする
〇中に物を入れると、くっついてしまい出し入れがしづらくなる
〇ひどい場合は中に入れたものにべったりと溶けた素材(革や塗料など)がくっついてしまう
といったことが次々と起きてきます。

たまに買い取りの現場などで遭遇するのですが、何年も使っておらず新品同様、外は大変きれいなのに中だけはベタベタで売りに出すときに仰天してしまう…といったことは冗談ではなく本当に起きるのです。

これは、内側の表面に革素材を使っている製品、特にルイヴィトン(LOUIS VUITTON)のバッグや財布などでは多発する現象です。(ほかのブランド製品でも起きることがままあります)
この「中ベタ」があるかないかは査定金額を出す際に大きな影響を与え、あまりに(それが)ひどい場合は価値が5分の1から10分の1に低下してしまう…といったことも極端ではありません。

自分が本当に大切に、長い期間保管していて痛んでいないので高く売れるだろう…と思っていたら逆にそのせいで致命的に価値が下がってしまった…これは泣くに泣けないですよね。
中ベタの多くは湿気によって起こるので保管をしていく中でも、いろいろ考慮していく必要があるわけです。

保管場所の環境にもかなり左右されます

長い間確認せず保管(放置かもしれませんが…)して起きてくるトラブルとしては、上記の中ベタ以外にもカビが生えたり、変色をしたりといった現象があります。
また基本的には湿気が大敵ですがそれ以外にも紫外線などにさらされ続けていたり、虫などで害を受ける場合も無くはありません。

そう考えると仮に購入後ほとんど使用していない状態で保管をしたとしても、その場所選びには十分に配慮する必要があるといえるでしょう。
多くのスーパーブランド(ルイヴィトンやシャネルなど)はヨーロッパ発祥なのですが、日本は世界的にも(世界平均の約1.5倍の降雨量があるので)湿気や雨が多くこれらの原産地とは環境が異なります。
こうしたことも踏まえてしっかりした保管をする必要を認識したいものです。

価値を下げにくい効果的な保管方法とは

湿気は大敵なので、定期的なチェックがベスト

特に革製品の場合は湿気により生地の劣化やカビなど、いろいろなマイナス減少が送る場合があります。
(特にルイヴィトンをはじめとする革製品の密封部分(チャックの内側)や、お札ポケットなどが湿気で癒着してしまう怖さもあります)

実は財布やバッグなどのアイテムは日常的に外に持ち出し、また開閉を繰り返し使用することで内部は自然に換気されますし、日常遣いが頻繁な人ほど(使用感がついてしまうという別の問題はあるのですが)中ベタなど放置による湿気の害は意外と起きてこないものです。
その意味ではある程度の日常使いは「メンテナンス」と言い換えてもいいかもしれませんね。

それでも例えば最近のブランドバッグや財布などではポケット数の多さをうたっているものも多いです。
カード入れその他機能性という意味でポケットの多さはプラスなのですが、長い間開けたことも無いジッパーや使ったことも無い隙間などは湿気の害もまた出やすいものです。
ほどほどに使用するのがベターなのですがどうしても使用したくない場合は定期的に中をチェックしたり、乾燥材などを使用して状態の維持に努めるのが良いと思います。

長期保管をするなら事前の対策を

もし「このバッグはしばらく使わないな」と考え数か月かそれ以上の単位で保管するのであれば、事前にちょっとしたことをしておくとこうした劣化からアイテムを守ることができます。

対策としては
〇型崩れなどを防止するために詰め物をする
容積の大きいバッグなどには紙などを詰めておくと型崩れが起きにくく、また目立たなくなります。

〇内部やポケットなどに湿気対策や詰め物をする
適量の紙や乾燥材などを入れておくと、カビや中ベタなどを防ぐことが可能です。 ただ当然湿気を吸収するにも限界があるので定期的なチェックと交換をお勧めします

〇保管の前に、内部にある細かい汚れは落としておくのがベター
特に革製品の場合は革の毛穴から湿気が出入りしています。それが残った汚れによって塞がれることで劣化の原因となる場合があります。ブラシやレザークリーナーなどを上手に使用して汚れを落としたいです。

こうしたことをしておくと比較的長時間未使用でも、自然な劣化を防ぎやすいはずです。

保管の「置き方」「置き場所」にも配慮を

また一定の期間保管をする場合、型崩れを防ぐためにハンドル(取っ手)部分を使って吊るさないようにしましょう。
吊るすと重力でハンドル部分が変化してしまい、痛みやかなりの使用感があるように見えてしまったりします。

基本的には湿気の心配の少ない場所(スノコのようなもの)に置くのがベストですが、かごなどに入れて保管するのもいいと思います。

置き場所の基本としては「暗くて、通気の良い場所」がベストと言えます。
あまり明るく光線が常に当たると、それに含まれる紫外線が革製品の場合塗料などを分解してしまうことがあり、変色ややけなどの原因になります。
また暗いからと言ってクローゼットの中などでずっと密閉してしまうと湿気からくる色々な害が起きるかもしれません。理想を言えば定期的にクローゼットの換気をし、状態を確認しつつ湿気を逃がすのが良いと言えるでしょう。

日ごろのブランド品使用は、何を心がけたらいいのか?

日ごろの使用にあたってはアフターケアが大事

ブランドバッグの用途などは、人それぞれです。また財布などを含めてもどのくらい、どんなシーンで使うのかについては持ち主の人によってそれぞれスタイルがあるでしょう。
「売る時に少しでも高く売りたい」ということを意識すればあまり使わないということが最適解になってしまうのですが(笑)、そんなことを考えていたら委縮してしまい本来の魅力、買った意味は薄れてしまいますよね。

そもそもブランドに「使用方法」などというものはないですし、持ち歩く際にこうすればいい…といったことまで考えてしまったらきりがないと思います。
ただブランドバッグが売る際「使用の割に」よく見えるためには、使用した後の日ごろのちょっとしたアフターケアが大切と思います。

まず使ったその日にクローゼットなどに入れてしまうケースがありますが、それは実はあまりよくありません。
気温差などで中に湿度がこもりやすくなってしまうので、いったん屋内(クローゼットの外)で1日程度おいて馴染ませてから収納するのがベストでしょう。
またその際ほこりや汚れなどは乾いた布などでふき取っておくとその場だけでなく、(外部内部ともに)状態を維持することにつながります。

またバッグは基本的に「立てた状態で収納する」のがベストです。横置きなどをすると型崩れにつながります。
そしたこれはやっている人も多いと思いますが、ショルダーなどは外せるものは外して中に入れておきましょう。

正しい方法であれば手入れをするのもGOOD

またこれは使う都度、でなくても大丈夫なのですが定期的に表面のケアをしておくと長い目で見て使用感を抑え、良い状態をキープすることができます。

多くの革製品の場合基本的には靴磨きをする手順と同じになるので覚えておくといいかもしれません。
1.埃を落とす
2.汚れを落とす
3.(保湿する)
という手順です。1のホコリについては乾いた布などで簡単にすることができますが、2については素材によって適切なクリーナーが違ってくるので、それについてはブランドに問い合わせをするか、そうしたサイトなどから自分の品物に合ったものを検索するのがベストと言えます。また3は素材によっては不要なことがありますがこれも素材にあったクリームなどの保湿剤を使用することになります。

こうした手順が終わったら元通り中に詰め物や除湿材を入れて元に戻し保管…ということになります。

いかがでしたか?
一口にブランドバッグや財布と言っても色々な素材(合成皮革やビニール系のものなど)もあるのでひとくくりにすることはできません。
ただ今回は状態の差が出やすい革製品を強く意識してお勧めの保管方法や使用、お手入れ方法を書いてみました。

それぞれの品物にあったお手入れ素材などはこれがベスト、という色々な情報が出ていますので、その中からあったものを自己責任で探していただくか、購入店に直接問い合わせをすることをお勧めします。
また保管方法なども人によっては多少優先順位や考え方も異なりますので自分に合った部分を参考にしていただければ幸いです。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

監修
監修:安井 理
慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。
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