家に使わない切手があるのですが、換金率はどれくらいなんですか?
普通切手や記念切手など、種類によって換金率は異なります。
そうなんですね。種類ごとの換金率を知りたいです!
それでは、切手の種類別に換金率の相場をご紹介します。
【切手の種類別】換金率はどれくらい?
切手は種類によって換金率が異なります。
それぞれの特徴や換金率について詳しくご紹介します。
- 普通切手
- 記念切手
- 特殊切手
- 中国切手
- 航空切手
普通切手の換金率
普通切手は、普通郵便を送る際に利用する切手のことです。
コンビニやスーパーで売られている切手は、普通切手がほとんどです。
普通切手は希少価値が低いため、換金率は高くありません。
バラ・シート・台紙貼りの状態ごとに換金率が異なり、それぞれの換金率は以下のとおりです。
バラ | ショート | 台紙貼り |
50〜70%前後 | 80%前後 | 80%前後 |
全体的に換金率が低いため、売却するよりも郵便局で交換する方がお得になるでしょう。
記念切手の換金率
記念切手とは、国家的な行事が開催されたときの記念に発行される切手です。
普通切手と比べ、発行年数や販売場所が限定されているため、希少価値はやや高くなります。
記念切手の換金率の相場は以下のとおりです。
バラ | ショート |
70%前後 | 80~85%前後 |
記念切手のうち、明治~昭和初期など古い時代に発行されたものはプレミア品として高額で取引される場合もあります。
まずは買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。
特殊切手の換金率
特殊切手とは、国家的企画や郵便局独自の企画、漫画やキャラクターとのコラボレーションなどで、一定期間販売される切手です。
記念切手よりも発行枚数が少ない場合があり、切手の種類によっては希少価値が高いものもあります。
記念切手の換金率の相場は以下のとおりです。
バラ | ショート |
30%前後 | 50%前後 |
相場は低めですが、切手の種類によっては高値で取引されます。
郵便局で交換する前に買取業者に査定を依頼し、価値を確認すると良いでしょう。
中国切手の換金率
中国切手とは中国で発行されている切手で、1949年10月から中国郵電部郵政総局によって切手の発行が始まりました。
中国切手は、文化大革命の時期にコレクション目的での収集を禁止されたため、多くの切手の行方がわからなくなっています。
そのため現在でも希少価値が高く、高価買取が期待できます。
中国切手の相場の例は下記のとおりです。
- 赤猿切手:30,000円〜
- 毛沢東切手:50,000円〜
切手の種類によっては、数十〜数百万円の買取金額になる場合もあります。
航空切手の換金率
航空切手とは、航空郵便に使うことを目的とした切手で、国内航空郵便用と国際航空郵便用の2種類があります。
1953年に航空郵便制度が速達郵便制度と統合され、航空切手の発行は終了しました。
航空切手は全部で8種類あり、デザインによっては発行部数が少なく希少価値が高くなっています。
一部の航空切手の買取相場は下記の通りです。
- 芦ノ湖航空 5種完:7,000円〜
- 航空切手立山航空 銭位:9,000円〜
同じ種類で額面が異なる切手を揃えて査定にだせば、さらに高価買取が期待できます。
中国切手や航空切手の買取相場がかなり高くて驚きました。
発行部数や期間が少ないため希少価値が高いです。見つけたら買取店に査定してもらいましょう。
普通切手 換金率・買取価格の相場一覧
ここからは普通切手の換金率や買取価格の相場を解説します。
普通切手の額面別の買取相場は以下の通りです。
普通切手の額面 | 買取相場 |
50円未満 | シート:80〜85% バラ:50%前後 |
50円以上 | シート:85〜90% バラ:60%前後 |
500円・1,000円 | シート:90% バラ:60%前後 |
50円未満・50円以上・500円・1,000円などの額面で相場が異なります。
ここからは、現在利用されているものを含め、普通切手の種類別に、買取相場を詳しく解説していきます。
84円切手の買取価格
84円切手は、2019年の消費税の増税によって新しく発行された切手です。
現在、25gまでの定型郵便を送る際に利用されています。
84円切手の買取相場は以下の通りです。
種類 | 買取相場 | 買取レート |
バラ | 63円〜 | 75%〜 |
シート(100枚) | 6,720円〜 | 80%〜 |
82円切手の買取価格
82円切手は、2019年の消費税の増税前まで利用されていた切手です。
現在も利用できますが、25gまでの定型郵便を送る場合は料金が足りないため、差額を支払う必要があります。
82円切手の買取相場は以下の通りです。
種類 | 買取相場 | 買取レート |
バラ | 57円〜 | 75%〜 |
シート(100枚) | 〜6,560円 | 〜80% |
84円切手とほぼ同じ買取レートで、額面以上の買取価格は期待できません。
500円切手の買取価格
500円切手は、送料が500円以上になる場合に利用されます。
500円切手の買取相場は以下の通りです。
種類 | 買取相場 | 買取レート |
バラ | 375円〜 | 75%〜 |
シート(100枚) | 41,500円〜 | 83%〜 |
シートの買取レートは、84円切手や82円切手よりもやや高い傾向にあります。
1,000円切手の買取価格
1,000円切手は、2019年まで使用されていた切手です。
現在では発行されていないため、希少価値が比較的高くなっています。
1,000円切手の買取相場は以下の通りです。
種類 | 買取相場 | 買取レート |
バラ | 800円〜 | 80%〜 |
シート(100枚) | 16,200円〜 | 81%〜 |
84円切手や82円切手よりも買取レートが高くなっています。
全体的にシートの方が買取レートが高いですね。
シートになっていれば、枚数の把握がしやすく状態が良いものが多いため、買取店の手間が省けて高価買取につながります。
切手の買取でよくあるトラブル
ここからは切手の買取でよくあるトラブルについて紹介します。
- 売買契約を結んだあとに査定額が下がる
- 強引に売却を勧められる
- 切手を引き渡したあとにお金が支払われない
- 買取をキャンセルした際に不当な解約金を請求される
トラブル内容ごとの対策を知っておけば、実際にトラブルに巻き込まれてもうまく対応できます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
売買契約を結んだあとに査定額が下がる
買取に関する売買契約の締結後、「査定時に分からなかった汚れがあった」などの理由で、買取金額が下がる場合があります。
売買契約を結んだ後に査定額を下げることは消費者の利益を不当に害すると判断され、消費者契約法により無効になります。
契約時には、契約後の査定額が変わらないか確認するのがおすすめです。
また事前査定金額が契約時まで変わらないサービスを提案する買取業者を選べば、査定金額に関するトラブルを避けられるでしょう。
強引に売却を勧められる
査定だけを依頼する予定でも、担当者に強く売却を進められる場合があります。
結論として、強引に売却を勧めてくる場合は断りましょう。
利用者の選択肢を狭めて、強引に売却を勧める買取店は良い店舗とは考えにくいからです。
切手を買取に出す際は、複数店舗を比較することをおすすめします。
切手を引き渡したあとにお金が支払われない
切手を引き渡したあとにお金が支払われない場合は、以下の2つの原因が考えられます。
- 自分が渡した振込先情報が間違っている
- 買取店側のミスやトラブルで支払われない
- 架空の業者に騙された
まずは買取店に連絡をして振り込みされていない旨を伝え、状況を確認するのがおすすめです。
情報が間違っていれば修正し、店舗側のミスであれば早急に対応してもらえるはずです。
買取業者と連絡がつかない、連絡後に振り込みがされない場合は国民生活センターなどの機関に相談しましょう。
買取をキャンセルした際に不当な解約金を請求される
買取をキャンセルした際に、不当な解約金を請求される場合があります。
解約金の金額が異常に高ければ、「消費者契約法9条」に違反している可能性があり、無効となる場合もあります。
また、買取方法によっては改定商取引法によりクーリングオフ制度が利用できます。
トラブルを防ぐためにも、契約時にキャンセルに関する内容は細かく把握しておきましょう。
買取のトラブルはお金に関わることが多いため、注意します。
トラブルを防ぐためにも、大手の買取店で手続きを進めるのがおすすめです。
郵便局では切手を換金できる?
結論として、郵便局では切手を換金できません。
普通切手と特殊切手に関しては、所定の手数料を払えば切手を指定のものに交換できます。
普通切手や特殊切手と交換できるものは以下のとおりです。
- 普通切手
- 郵便はがき
- 郵便書簡
- 特定封筒(レターパック封筒やスマートレター封筒)
ただし、切手に汚れや破損があれば交換はできないため注意しましょう。
大量に購入して切手が余ってしまった際も、別のものに交換できるのは嬉しいです。
そうですね。普段使うハガキや封筒に交換できるため、余った切手は郵便局に持っていくと良いでしょう。
切手の買取はどこがいい?実績が豊富なジュエルカフェがおすすめ!
ジュエルカフェでは切手の買取を強化しています。
高く売るためにも、切手の買取を検討する方は、ジュエルカフェに見積もりを依頼してみましょう。
記念切手などに描かれる日本の絵柄は海外で人気があり、プレミア価値のつく切手もあります。
実際のお客様の口コミをご紹介します。
旅行が好きでよく行く先々で切手を購入していました。 最近では旅行も行かなくなり、集めていたふるさと切手も興味がなくなってしまっていたのですが、買い物がてらに店頭前でティッシュをもらい切手も買取している事を知りました。また利用したいと思います。 店員さんの対応も良かったので安心して利用できるお店だと思います。 引用:https://jewel-cafe.jp/kaitori/letter-top/ |
未使用品であれば1枚から買取が可能です。
家に不要な切手がある人は、まず査定を依頼してみてください。
不要な切手を換金できるのは嬉しいですね。
切手それぞれの価値を細かく査定してくれるため、予想以上の買取価格になるかもしれません。
切手の換金率を上げる5つのポイント
使い道がない切手でも、少しでも換金率をあげたいという方が多いのではないでしょうか。
切手の換金率を上げるには、5つのポイントがあります。
- シート状の切手はそのまま査定に出す
- バラの切手は仕分けしておく
- 汚れや糊落ちを防ぐ
- 普通切手は郵便局で使用するのがおすすめ
- プレミア切手は買取専門店で売る
①シート状の切手はそのまま査定に出す
ご紹介したように、切手はバラよりもシートの換金率の方が高めです。
なぜならシートは枚数の把握がしやすく、買取店が再販する際はバラよりもシートの需要が高いからです。
買取時の手間が少なく買取後の価値が高い点でも、切手を売る際はシートで査定依頼すると良いでしょう。
②バラの切手は仕分けしておく
バラの切手の換金率を上げるには、仕分けをしましょう。
買取店が査定時に数える手間を減らせるため、査定額が上がる可能性があります。
台紙貼りという、A3やA4サイズの紙に切手を並べて貼る方法も効果的です。買取店ごとに台紙貼りにルールがあるかもしれないため、事前に確認するのがおすすめです。
③汚れや糊落ちを防ぐ
切手の裏には糊がついています。
買取の際は汚れだけでなく、糊がついているかどうかも査定基準に入ります。
未使用品でも、汚れや糊落ちがあれば査定金額が下がる可能性があるため、注意しましょう。
また、切手は紙製品の特性上、劣化や色落ちに注意する必要があります。
切手は専用のファイルに入れて、風通しのいい直射日光が当たらない場所に保管すると良いでしょう。
④普通切手は郵便局で使用するのがおすすめ
ご紹介したとおり、普通切手の換金率はシートが80〜90%、バラは50%〜60%です。
普通切手は現在も流通しているため、買取店で査定しても額面以上の換金率は期待できないでしょう。
そこで、普通切手の場合は、換金するよりも郵便局で別の品物と交換する方がおすすめです。
全国の郵便局で交換ができるので、送料の支払いや郵便ハガキなど自分の必要な物と交換しましょう。
⑤プレミア切手は買取専門店で売る
中国切手や航空切手など希少価値の高いプレミア切手は、買取専門店で売るのがおすすめです。
買取店によって査定金額が変わるため、複数店で査定依頼をしましょう。
買取店では定期的に強化買取キャンペーンがあります。
キャンペーンを活用すれば、さらに高額買取が期待できるため、金額交渉をしながら買取を進めてみてください。
切手の換金率は小さな工夫で上げられることが分かりました。
大切に保管しておくだけでも換金率は変わります。できるだけ保管状態を良くしておきましょう。
まとめ
本記事では、普通切手から航空切手まで、さまざまな種類の切手の換金率について紹介しました。
切手の買取に関するトラブル対応や高く売るためのコツも紹介したので、買取を検討する人は参考にしてみてください。
- 希少性が高い切手は換金率も高い
- 郵便局で切手は換金できないが、指定のものに交換できる
- トラブルを避けるためには、実績が豊富な買取専門店を選ぶことが大切
- 買取店は複数比較して決めることが大切
- バラよりもシートで売れば換金率が上がる
- 普通切手は郵便局で交換する方がおすすめ
切手によって郵便局で交換すべきか買取店に依頼するべきかが分かり、参考になりました。
まずは買取店に査定を依頼して、切手を売るにはどの方法が一番良いか考えましょう。
珍しい切手は高く売れそうなので、家にないか探してみます!