切手の価値が高く評価されるポイントとは?価値あるプレミア切手の種類や、高く売る4つのコツを解説!

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切手の中には高額で売れるものがあると聞いたのですが、本当ですか?

高く売れるものはあります。額面よりも高く売れるものはプレミア切手といわれます。

どんなプレミア切手があるのか気になります。

では、価値が高く評価される切手のポイントや、プレミア切手の種類について解説します!

目次

切手の価値が高く評価されるポイント3選

日常的に使用している切手ですが、その中でも額面以上の高い価値がつくものがあります。

価値が高く評価されるのはどのような切手なのでしょうか。

切手の価値が高く評価されるポイント
  1. 需要の高さ
  2. 発行枚数の少なさ
  3. 状態の良さ

①需要の高さ

1つ目のポイントは、需要の高さです。

切手のデザイン性や希少性が高く人気があり、切手コレクターからの注目を集めているものは、買い手が多数存在し需要が高くなります。

具体的には過去のオリンピックの際に作られた記念切手などがあります。

このような古い切手や海外の切手などは再生産できないため、需要が高ければ高いほど価値が高く評価されるのです。

②発行枚数の少なさ

2つ目のポイントは、発行枚数の少なさです。

そもそも発行された枚数が少ない切手は、なかなか手に入らず希少価値が高いとみなされます。

日本では、1960年代頃に切手ブームが起きて以降、切手の発行枚数が急増しました。

そのため、基本的には1960年代より前に発行されたもので希少価値が高くなっています。

同じ種類の切手でも、額面によって発行枚数が異なる場合があるため、価値や相場を調べる際は注意しましょう。

③状態の良さ

3つ目のポイントは、状態の良さです。

切手に限らずですが、中古品は折れたり破れたりせず、汚れや壊れがなく綺麗に保管されているものに高い価値がつきます。

また、切手がシートの状態で綺麗に残っている方が希少価値が高くなるため、シートで持っている場合はバラさないようにしましょう。

なるほど。希少性が高いほど切手の価値が上がるのですね。

そうです。ただし、どれだけ希少なものでも状態が悪ければ価値が下がってしまうので、注意しましょう。

日本の価値あるプレミア切手5選

価値の高い切手には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

日本の切手の中でも価値が高いと評価されているプレミア切手5選をご紹介します。

日本のプレミア切手5選
  1. 見返り美人切手
  2. ビードロを吹く娘切手
  3. 月に雁切手
  4. 竜文切手
  5. 桜切手

①見返り美人切手

見返り美人切手は、1948年に切手趣味週間シリーズのひとつとして発行されました。

縦6.7cm×横3cmの縦に長く大きめなサイズが特徴です。

江戸時代の浮世絵師・菱川師宣の浮世絵作品「見返り美人」が図柄に用いられており、そのデザインの美しさや特徴的なサイズにより、価値が高く評価されています。

高い人気により、1948年の発行以降、2度復刻版が発行されていますが、プレミア価値がついているのは最も古い1948年発行のもののみです。

5枚綴りのシートはさらに希少価値が高く、高額での買取が期待できます。

②ビードロを吹く娘切手


ビードロを吹く娘切手は、1955年に切手趣味週間シリーズのひとつとして発行されました。

江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿の浮世絵作品「ビードロを吹く娘」が図柄に用いられており、当時の切手としては珍しいカラー印刷が採用されています。

発行当時の日本では、切手ブームの真っ只中で、ビードロを吹く娘切手は売り切れが続出し、高い希少性を誇っていました。

バラ1枚よりも10枚綴りのシートで保存されているものの方が高額での買取が期待できます。

③月に雁切手

月に雁切手は、1949年に切手趣味週間シリーズのひとつとして発行されました。

切手のサイズは見返り美人切手よりも大きく、縦7cm×横3cmです。

江戸時代の浮世絵師・歌川広重の浮世絵作品「月に雁」が図柄に用いられています。

月に雁切手は、1960年代の切手ブーム時にも非常に人気を誇り、バラでも高額な取引がされていました。

5枚綴りのシートの状態であれば、さらに高額買取が期待できます。

④竜文切手

画像出典:https://www.npb.go.jp/ja/museum/tenji/gallery/ryuumon.html

竜文切手は、1871年に発行された日本初の郵便切手です。

当時の貨幣単位は「文」で、向かい合った竜が描かれていることから竜文切手と呼ばれています。

竜文切手の発行後すぐに日本の貨幣単位が「円・銭」に変わったため、早々に発行が打ち切られました。

発行数も現存数も非常に少なく、希少価値が高い切手です。

⑤桜切手

画像出典:https://www.npb.go.jp/ja/museum/tenji/gallery/sakura.html

桜切手は、竜文切手が発行された翌年の1872年に発行された郵便切手です。

この切手から、切り取り線となる目打ちや裏のりが必ずつけられるようになり、サイズも現在のものと同様になりました。

半銭〜20銭にわたる複数の額面で発行されており、最も発行数が少ない20銭はその分希少価値が高く、高額買取が期待できます。

発行年ごとにデザインが異なるため、マニアやコレクターの心をくすぐる切手として人気です。

浮世絵がモチーフにされているのは日本らしくて風情がありますね。

見返り美人切手や月に雁切手は、美しい日本文化を反映している人気の切手です。

中国の価値あるプレミア切手5選

日本のプレミア切手について解説してきました。

さらに世界に目を向けると、価値の高い切手として、中国切手が挙げられます。

中国では1966年〜1967年の間、毛沢東主導による文化大革命が行われており、切手の収集が禁じられていました。

文化大革命時期に国民が収集していた切手の多くが失われ、現存数が極端に少なくなっているのです。

そのため、当時の中国切手は非常に価値が高く、プレミアがつけられています。

ここからは、中国の価値あるプレミア切手5選を紹介していきます。

中国のプレミア切手5選
  1. 赤猿切手
  2. 大パンダ切手
  3. 毛沢東切手
  4. 菊シリーズ切手
  5. 牡丹シリーズ切手

①赤猿切手

赤猿切手は、1980年に中国十二支シリーズの第1段として中国郵政が発行しました。

赤い背景に子猿のイラストが特徴的で、金粉が施された美しいデザインが世界中で人気を誇っています。

当時の中国では郵便物に赤猿切手を貼ると盗まれてしまうと言われるほど、価値が高かったようです。

赤猿切手は当初の予定から発行枚数が大きく減少したこともあり、現在も流通数は非常に少なく、シートではもちろんバラでもかなりの高額の買取が期待できるでしょう。

②大パンダ切手

大パンダ切手は、水墨画で中国の可愛らしいパンダが描かれており、1963年に3種1セット、1973年に6種1セットの計9種が2回にわたって発行されました。

発行数はそれぞれ1,000万枚ですが、文化大革命の影響もあり希少価値が高く評価されています。

日本では1973年・第2次の大パンダ切手が多く流通しているため、希少価値は第1次のものの方が高いです。

第1次の3種または第2次の6種が揃っている状態であれば大幅に買取価格は上昇しますが、バラであっても額面以上で買取される価値が高い切手となっています。

③毛沢東切手

毛沢東切手は、中国文化大革命を率いた毛沢東が描かれた切手です。

毛沢東切手には「毛沢東の長寿を祝う切手」「毛沢東の長寿を讃える切手」「毛沢東の最新指示切手」など、12種類の切手があります。

切手の収集が禁止された文化大革命の時代の切手であり、流通数が少なく希少性が高い切手です。

毛沢東切手においても、バラと比較してシートやセットで売りに出すことで高価買取となるケースが多いとされています。

④菊シリーズ切手

菊シリーズ切手は、中国で1960年〜1961年に発行された全18種の切手です。

色とりどりの背景に中国が原産国である菊の花が描かれ、見た目にも美しく人気があります。

18種類の菊シリーズ切手は種類により発行枚数が異なりますが、なかでも「紫玉香珠」「冰盤托桂」「墨荷」の発行枚数が少なく、高額買取が期待できます。

18種類が揃ったセットの状態であれば、さらに高い価値がつくでしょう。

⑤牡丹シリーズ切手

牡丹シリーズ切手は、中国で1964年に発行された全15種の切手です。

白の背景に色とりどりの牡丹がデザインされており、その美しさから高い人気を誇ります。

牡丹は中国の国花であり、美しさの例えとしても用いられる花です。

切手にはそれぞれ異なるデザインが採用されており、全15種揃った状態では非常に高い買取価格が期待できるでしょう。

中国では切手の収集が禁じられていた時代があったのですね。

そうです。だからこそ、その時代の切手がもし残っていれば非常に高い価値がつくのです。

1970年代は切手収集が流行!その頃の切手の価値は?

日本では、1970年代頃に切手ブームが訪れました。

当時、「記念切手はいずれ額面以上の価値がつく」と噂され、多くの人が記念切手を収集し、ファイリングして丁寧に保存していたのです。

最新切手の発売日には、朝から郵便局に行列ができるほどでした。

しかし、その頃に収集した切手の価値は、現在ではほとんどありません。

未使用で状態が良ければ、額面の60〜80%前後で買取されることが多いでしょう。

現代では、オンラインでのコミュニケーションが普及しており、手紙やはがきによるやり取りの減少や、切手コレクターの減少により、切手の価値は下落傾向にあります。

額面以上の価値がつくのは、「見返り美人切手」や「月に雁切手」など、一部のプレミア切手のみです。

当時の切手コレクションが残っている場合は、プレミア切手が含まれていないかを確認してみましょう。

プレミアがつく切手以外は普通切手と同じ扱いだということですね。

残念ながら、そういうことです。基本的に記念切手はかなりの枚数が発行されるため、希少価値はつきにくくなります。

プレミア切手の価値は?買取相場一覧

日本と中国のプレミア切手について解説してきましたが、一体プレミア切手はいくらで買取が可能なのでしょうか。

以下は、代表的なプレミア切手の買取相場一覧です。
(※切手の状態により買取価格は変動します。)

切手の種類買取相場
日本の
プレミア切手
①見返り美人切手バラ:900円〜5,000円前後
シート:8,000円〜30,000円前後
②ビードロを吹く娘切手バラ:100円〜800円前後
シート:2,000円〜7,000円前後
③月に雁切手バラ:1,000円〜7,000円前後
シート:15,000円〜40,000円前後
④竜文切手10,000円〜50,000円前後
⑤桜切手1,000円前後〜100,000円前後
中には1,000,000円以上の価値があるものも存在
中国の
プレミア切手
①赤猿切手バラ:10,000円前後〜100,000円前後
シート:〜1,000,000円前後
②大パンダ切手バラ:100円〜2,000円前後
シート:3,000円前後
③毛沢東切手バラ:1,000円〜10,000円前後
セット:100,000円〜300,000円前後
④菊シリーズ切手バラ:100円〜7,000円前後
セット:30,000円前後
⑤牡丹シリーズ切手バラ:100円前後〜
シート:100,000円前後
セット:20,000円前後

薄くて小さい切手に、こんなに高い価値がつくのですね。びっくりです。

そうですね。かなり価値は高いですが、その分状態の良いものを見つけるのはなかなか難しいですよ。

普通切手の価値は?買取相場一覧


額面以上の買取が期待できるプレミア切手ですが、希少価値が高い分、プレミア切手を所有しているケースは少ないですよね。

一方、簡単に手に入る普通切手は一体いくらで売れるのでしょうか。

以下に買取相場をまとめてみました。
(※切手の状態により買取価格は変動します。)

普通切手の額面買取相場
50円未満シート:80〜85%
バラ:50%前後
50円以上シート:85〜90%
バラ:60%前後
500円・1,000円シート:90%
バラ:60%前後

普通切手では額面以下の買取になるんですね。でも使わない切手があるなら売りに出した方が良いかもしれません。

そうですね。郵便物を出すことがあまりない場合は、思い切って売りに出した方が良いケースもあるでしょう。

記念切手の価値は高い?

記念切手は、国家的行事を記念して発行される郵便切手です。

国内でのオリンピック開催を記念して発行されるオリンピック記念切手や、皇室のご成婚やご即位などを記念して発行される皇室記念切手などがあります。

記念切手は価値が高い印象を持つ方も多いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。

オリンピック記念切手は額面以上の買取が難しい

日本で発行されたオリンピック記念切手には以下が挙げられます。

日本で発行されたオリンピック記念切手
  • 1964年東京オリンピック記念切手
  • 1972年札幌オリンピック記念切手
  • 1998年長野オリンピック記念切手
  • 2020年東京オリンピック記念切手

いずれも、図案は普通切手と異なり、オリンピックにちなんだ図案が用いられていますが、発行部数が多いため、希少価値は高くありません。

よって、状態の良いものでも額面以上の買取は難しいでしょう。

少しでも買取価格を上げるためには、バラではなくシートの状態で査定に出すのがおすすめです。

戦後の記念切手はあまり価値がない

戦後、昭和30年以降の日本の記念切手はプレミア価値がつかないものがほとんどです。

「記念」という名がつけられているとはいえ、発行部数・現存数ともにかなり多く、高い価値はつきにくいでしょう。

一方、以下のような戦前の記念切手は希少価値が高く、額面以上の買取が期待できます。

価値が高い戦前の記念切手
  • 明治天皇銀婚記念切手
  • 日清戦争勝利記念切
  • 大正婚儀記念切手
  • 飛行郵便試行記念切手

オリンピックの記念切手はてっきり価値が高いと思っていました。なんだか希少性が高い気がするので。

そう感じる気持ちも分かります。しかし、オリンピック記念切手はかなりの枚数が発行されるため、それほど価値は高くないようです。

価値あるプレミア切手を高く売る4つのコツ

プレミア切手・普通切手・記念切手の価値について解説してきました。

もし、高額買取が期待できそうなプレミア切手を所有している場合、できるだけ高く売りたいと考える方が多いでしょう。

プレミア切手を高く売るコツは以下の4つです。

プレミア切手を高く売るコツ
  1. 切手が劣化する前に売る
  2. プレミア切手の相場を把握しておく
  3. 汚れやシワを自分で修復しない
  4. 複数の買取業者に査定してもらう

①切手が劣化する前に売る

1つ目のコツは、切手が劣化する前に早く売ることです。

切手は薄く繊細であるため、保存状態に気をつけていても年月が経てば色褪せたり、傷がついたりと、劣化を避けられません。

劣化すれば当然買取額は低くなるため、売ると決めた場合はできる限り早く査定に出しましょう。

②プレミア切手の相場を把握しておく

2つ目のコツは、プレミア切手の相場を把握しておくことです。

プレミア切手の買取相場は日々変動します。

何らかのきっかけで価格が上昇することもあれば、市場が飽和すれば価格が下落することもあるでしょう。

変動する相場を見極めて、価値が高いときに売りに出せば、より大きな利益を得られます。

③汚れやシワを自分で修復しない

3つ目のコツは、汚れやシワなどを自分で修復しないことです。

一般的に、中古品を売りに出す場合はより綺麗な状態が望ましいです。

しかし、切手の場合は自分で修復しようとすると折れたり、破れたりする恐れがあります。

そのため、切手は保存しているままの状態で査定に出すのがおすすめです。

④複数の買取業者に査定してもらう


4つ目のコツは、複数の買取業者に査定してもらうことです。

同じ商品でも、買取業者によって査定額は異なります。

1社のみに査定に出した場合、その査定額が相場より低くても気付けない可能性が高いでしょう。

一方、複数の買取業者へ査定に出した場合は、買取価格の比較ができ、価格交渉もしやすくなるため、より高い金額で切手を売ることができます。

プレミア切手でも相場が移り変わるんですね。

そうです。需要と供給の変動が激しいので、より高く売れるタイミングで売りに出すのがお得ですよ。

まとめ

プレミア切手は、額面よりも高い価値がつく希少性の高い切手です。

日本では、切手趣味週間シリーズとして発行された「見返り美人切手」や「月に雁切手」が有名です。

また、世界中の切手の中でも最も価値が高いといわれている中国切手にも、非常に高い価値がつくものがあります。

プレミア切手を所有している場合は、状態がよければ高額での買取が期待できます。

切手の相場は変動しやすいので、できる限り高く売れるタイミングで査定に出しましょう。

状態の良さは重要ですが、むやみにお手入れしようとすると破れてしまうおそれがあるため、注意が必要です。

この記事のまとめ
  • プレミア切手は、額面を超える価値がつく希少性の高い切手
  • 日本で代表的なプレミア切手は、「見返り美人切手」「ビードロを吹く娘切手」「月に雁切手」「桜切手」「竜文切手」
  • 中国で代表的なプレミア切手は、「赤猿切手」「大パンダ切手」「毛沢東切手」「菊シリーズ切手」「牡丹シリーズ切手」
  • プレミア切手は、バラよりもシートやセットの方が高く売れる傾向にある
  • プレミア切手を高く売るには、「切手が劣化する前に早く売る」「汚れやシワなどを自分で修復しない」などのコツを押さえることが重要

切手にプレミアがつく理由が分かりました。希少性が高いので探すのは難しそうですね。

そうですね。昔から収集していた切手の中に、偶然含まれていたというケースもあります。

なるほど。祖父が切手を収集していたので、私も1度確かめてみます!

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この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

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