使わない切手が出てきたんですが、郵便局で換金できますか?
実は郵便局で切手を現金に換えることはできないんです。
そうなんですね。切手を換金する方法を知りたいです!
それでは、切手を換金する3つの方法や高く買い取ってもらうコツなどについて解説します!
切手を換金する方法3選
使わない切手をお持ちの場合、換金したいと考える方も多いのではないでしょうか。
切手を換金する方法について、以下の3つをご紹介します。
- 切手専門の買取業者を利用する
- 金券ショップを利用する
- オークションに出品する
①切手専門の買取業者を利用する
切手は専門の買取業者で換金することができます。
買取業者によって査定するスタッフの知識量や販売ルートが異なるため、同じ切手でも査定額が異なります。
より適正な価格で換金するためにも、切手の買取実績が豊富な業者や、海外にも販売ルートを持っている業者を選ぶと良いでしょう。
②金券ショップを利用する
金券ショップでも切手を換金することができますが、希少価値のある切手は適正な評価をしてもらえない可能性があります。
例えば、「切手の額面の85%の価格で買い取る」などの決まりがある金券ショップも少なくありません。
特に希少性がない切手を早く換金したい方にはおすすめですが、珍しい切手はコレクターに需要があるため、専門の買取業者に持っていくことをおすすめします。
③オークションに出品する
切手を換金するには、オークションに出品するという方法もあります。
オークションには自分が設定した価格で出品できるというメリットがありますが、必ずしも希望通りの価格で落札されるという保証はありません。
また、オークションでは未使用の切手を出品できない場合があるため、必ず規約を確認しましょう。
オークションサイトの販売手数料や年会費なども把握しておくことをおすすめします。
切手を換金する際は、専門の買取業者で査定してもらうのが良さそうですね。
業者によって査定額は変わるので、実績が豊富なところや販売ルートを多く持っているところを選びましょう。
郵便局では切手を換金できない!代わりに交換できるものは?
切手を換金する方法をご紹介しましたが、実は郵便局では換金することができません。
代わりに交換できるものと、切手を無料で交換できるケースについて解説します。
ハガキ
切手は郵便局でハガキに交換することができます。
通常のはがきはもちろんのこと、絵が入ったハガキやインクジェットに対応しているハガキも対象です。
ただし、くじ引き番号がついているハガキとは交換できません。
また、通常のハガキは1枚につき5円、往復ハガキは1枚につき10円の交換手数料がかかります。
特定封筒
スマートレターやレターパックなどの特定封筒も、切手と交換することができます。
スマートレターやレターパックのサイズや厚み・代金は下記の通りです。
スマートレター | A5サイズ・厚さ2cm以内・重さ1kg以内 | 180円 |
レターパックプラス | A4サイズ・厚さ3cmを超えるもの(封できれば利用可能)・重さ4kg以内 | 520円 |
レターパックライト | A4サイズ・厚さ3cm以内・重さ4kg以内 | 370円 |
切手と交換する際には41円の手数料がかかり、切手との差額分についてはお釣りが出ません。
郵便書簡
通常のハガキよりもかける面積が広い郵便書簡も、切手と交換することができます。
郵便書簡は切手がついた封筒兼用の便箋であり、重さが25g以内であれば追加料金なしで写真などを同封することが可能です。
郵便書簡は1枚62円で、交換手数料は1枚につき10円です。
切手を無料で交換できるケースもある
例外として、近親者の不幸による服喪で使えなくなった「寄付金付きお年玉付き郵便切手」は無料で通常切手やハガキなどに交換することができます。
ただし、無料で交換できる期間は、該当する切手の販売開始日から販売終了日までです。
交換する際は、窓口にて請求書の記入が必要です。
郵便局では、切手をハガキや特定封筒などと交換できるんですね。
もし交換したいものがあれば、郵便局の窓口で確認してみてください。
ネット上で切手を換金する際の注意点
切手を適正な価格で換金するには専門の買取業者がおすすめですが、ネット上での出品を検討する方もいるでしょう。
そこで、ネット上で切手を換金する際の注意点について解説します。
ネット上の取引では切手の価値を見誤る可能性がある
ネット上での売買が当たり前になった今、オークションやフリマアプリなどで切手を換金しようと考える方も多いのではないでしょうか。
ネット上での取引では、自分で価格を設定できるという点がメリットです。
しかし、切手の価値について知識がない場合、プレミアがついている切手を相場より安く売るなどの失態をしてしまう可能性があります。
古い切手や珍しい切手をお持ちの場合は、実績が豊富な買取業者に査定してもらいましょう。
切手の出品を禁止しているフリマアプリに注意する
不用品を気軽に出品できるフリマアプリですが、切手の出品を禁止している場合があります。
その理由としては、お金に困ってすぐに現金が必要な方が、換金できる切手をクレジットカードで購入してしまうという例が多発したことが挙げられます。
こうした層を狙った悪徳なビジネスを排除するため、切手や金券などの出品が禁止されていることが多いのです。
ネット上の取引では、これらのことに注意が必要なんですね。
切手の価値を見誤ったり、そもそも出品自体が禁止の場合があるため注意しましょう。
切手の換金率・買取相場
切手を売る場合、換金率や買取相場はどれくらいなのでしょうか。
以下の3つの切手の買取相場をご紹介します。
- 普通切手
- 記念切手・特殊切手
- 中国切手
普通切手
郵便料金を支払う際に使う普通切手の買取価格は、額面よりも下がってしまうことがほとんどです。
ただし、明治〜昭和時代初期頃までの古い普通切手の中には、希少性が高くプレミアがついているものも一部あります。
例えば、明治時代に発行された日本初の普通切手である「竜切手」は、1枚数万円程度の価値があります。
それよりも新しい昭和初期の普通切手でも、1枚数千円程度の値がつく可能性があります。
切手の額面によっても変わりますが、普通切手でもプレミアがついていれば換金率が上がるため、プロに査定してもらいましょう。
記念切手・特殊切手
記念切手はコレクターからの人気が高いため、換金率が高い傾向にあります。
最も古い記念切手は、明治天皇の銀婚を祝して発行された「明治天皇銀行記念切手」です。
買取価格は数千円、状態が良ければ1万円ほどになる可能性もあります。
また、切手集めが流行していた当時、「見返り美人」「月に雁」「ビードロを吹く女」などの記念切手にプレミアがついていました。
現在ではこれらの需要が落ち着いているため、買取相場はシートの状態でも数千円ほどです。
中国切手
中国で発行された中国切手もコレクターの中で需要が高く、種類によってはかなり換金率が高くなります。
中でも特に価値が高いのは、「赤猿」や「毛沢東の長寿を祝う」などの文化大革命時代に発行された切手です。
「赤猿」は状態が良ければ1枚10万円程度、「毛沢東の長寿を祝う」は消印が押されていても5万円程度の価値があります。
記念切手や中国切手には、価値が高いものが多いんですね。
適正な価格で換金するためにも、専門の買取業者に査定してもらいましょう。
切手を高く買い取ってもらう7つのコツ
切手を換金する方法や、買取相場について解説しました。
もし使わない切手や珍しい切手をお持ちの場合は、専門の買取業者に査定してもらうことをおすすめします。
切手を高く買い取ってもらう7つのコツをご紹介します。
- バラの切手はあらかじめ仕分けしておく
- 切手の額面合計額を計算しておく
- 切手が汚れないように保管する
- 切手をまとめ売りする
- 使用済みの切手も査定してもらう
- プレミア切手の相場を把握しておく
- 査定が無料の買取業者を利用する
①バラの切手はあらかじめ仕分けしておく
切手を複数お持ちの場合、バラの切手をあらかじめ整理しておきましょう。
切手の種類が混ざった状態で持っていくと、査定士が分ける作業をする必要があるため、査定に時間がかかります。
また、切手を整理しておけば額面の合計を把握しやすいため、提示された買取価格と比較しやすいでしょう。
②切手の額面合計額を計算しておく
切手を売却する際は、提示された査定額に了承するかをその場で判断する必要があります。
あらかじめ切手の額面の合計を計算しておけば、おおよその換金率を把握することができます。
切手の枚数が多い場合でも、大まかな計算はしておくと良いでしょう。
③切手が汚れないように保管しておく
切手の保管状態は、買取価格に大きく影響します。
変色やシミ・破れなどがない状態で保管されていれば、同じ切手でも買取価格が高くなりやすいです。
また、切手の裏側についている糊の状態も買取価格に影響するため、湿気の多い場所などは避けて保管しましょう。
④切手をまとめ売りする
複数の切手をまとめ売りすると、買取価格が高くなる可能性があります。
査定額の交渉をしたいときも、切手の数が多い方が応じてもらいやすいでしょう。
また、シートの状態の切手はバラの切手よりも高く買い取ってもらいやすいため、分けずに持っていくことをおすすめします。
⑤使用済みの切手も査定してもらう
使用済みの切手でも、消印がはっきり押してある「満月印」や、明治時代の古い切手は買い取ってもらえる可能性があります。
消印には、短期間しか使われなかったものや日付に価値があるものもあるため、使用済みの古い切手は捨てずに査定してもらいましょう。
また、「竜切手」や「航空切手」などの明治時代の切手は希少性が高く、使用済みでも価値があるとされています。
⑥プレミア切手の相場を把握しておく
普通切手は額面よりも買取価格が低くなってしまうものがほとんどですが、古い切手や海外の切手の中にはプレミアがついているものがあります。
適正な査定額で納得して売るためにも、プレミア切手の相場を把握しておきましょう。
⑦査定が無料の買取業者を利用する
切手を売却する際は、査定が無料の買取業者の利用をおすすめします。
中には査定に料金が発生する業者もあり、利用すると手元に入るお金が減ってしまいます。
買取業者を利用する際は、公式サイト等で査定にかかる費用の有無を調べましょう。
切手を高く買い取ってもらうには、保管状態だけでなく、額面の合計や相場の把握が重要なんですね。
買取業者によって査定額が変わるため、複数社で査定することもおすすめです。
まとめ
切手の換金方法や買取相場などについて解説しました。
切手を換金したい場合は買取専門店や金券ショップ、切手をハガキや封筒などと交換したい場合は郵便局を利用しましょう。
また、切手は種類によってプレミアがついているものがあるため、珍しい切手をお持ちの場合は専門の買取業者に査定してもらうことをおすすめします。
- 切手を換金するには、「専門の買取業者を利用する」「金券ショップを利用する」「オークションに出品する」という3つの方法がある
- 郵便局では、切手をハガキ・特定封筒・郵便書簡などと交換できる
- ネット上で切手を換金する場合は、相場を見誤ることや出品のガイドラインに注意する
- 普通切手の買取価格は額面より低いが、記念切手や中国切手には価値の高いものがある
- 切手を高く買い取ってもらうには、あらかじめ仕分けをして額面の合計を確認したり、保管方法に注意することが大切
切手を売るときは、専門の買取業者に査定を依頼したいと思います。
他にも換金する方法はありますが、適正な価格で売却するためにも、プロに任せるのが安心でしょう。
古い切手がないか、家の中を確認してみたいと思います!