金が取れる場所8選!日本の砂金スポット完全ガイド【実録】

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金採れる場所を知ろう!日本の砂金スポットの魅力

日本は「黄金の国」と呼ばれた歴史的背景

日本が「黄金の国ジパング」と呼ばれたのは、13世紀にマルコ・ポーロが『東方見聞録』の中でそう記したことが始まりです。これは、日本には金が豊富にあり、建物の屋根まで金で飾られていると伝え聞いたためだとされています。ただし地図と記述の比較から、ジパングは日本のことではなく想像上の国であるという説もあります。

実際に、日本では古代から金の採掘が行われており、奈良の大仏建立の際にも東北地方から産出された金が使われました。

江戸時代には佐渡金山や甲斐金山などが隆盛を誇り、当時の日本は世界的にも珍しい金の生産国でした。近代以降は生産量が減少したものの、日本各地には金が取れる場所が点在しており、今でも一部では採掘が行われています。このような背景から、日本は歴史的にも金と深いつながりがある国といえるのです。

金を探す楽しさ!砂金採りの魅力とは

砂金採りの魅力は、単に金を探すだけではありません。

まず一つ目は「発見の喜び」です。川の砂をすくい、水の中でふるいにかけることで、わずかに光る砂金を見つけた瞬間の感動は格別です。それはまるで宝探しのようなワクワク感があります。

次に、「自然との触れ合い」も大きな魅力の一つです。緑豊かな渓谷や清流の中で過ごす時間は、心をリフレッシュさせてくれます。そして最後に、「歴史体験」という側面もあります。

かつて金を求めて採掘が行われた土地で、自分の手で金を探すという行為は、過去と現在をつなぐ貴重な体験となるでしょう。

初心者でも体験できる日本の砂金採取事情

最近では、初心者でも安心して砂金採りを体験できる施設が全国に増えてきています。多くの施設では、専用のパン皿(ふるいのような器具)やスコップ、作業着などが用意されており、手ぶらで訪れても楽しめます。体験時間は30分から1時間ほどで、料金も500円~1,500円程度と手頃です。

体験では、スタッフが丁寧にやり方を教えてくれるので子どもから大人まで誰でも参加できます。中には見つけた砂金を小瓶に入れて持ち帰ったり、アクセサリーに加工できる施設もあります。旅行先での思い出づくりにもぴったりで、自然と触れ合いながら金を探すという特別な体験ができるのです。

おすすめの砂金採掘スポットについてはこのあと紹介いたします!

山と川の2種類?金採掘場所の特徴を解説

山金(やまきん)の特徴と見つけ方

山金とは、山にある金鉱脈から採れる金のことです。地中深くで生まれた金が地殻変動や火山活動により地表近くまで移動し、岩の割れ目などに沈殿して形成されます。山金は比較的大きな金塊や高純度の金が見つかることがあるため、商業的な価値が高いとされています。

見つけ方のポイントは、白く硬い石英などの鉱脈が露出している場所を探すことです。金の採掘記録がある地域や、地質的に似た場所を調べることも成功の手がかりになります。

石英の写真

川金(かわきん)の特徴と採取ポイント

川金は、山から流された金が川底にたまってできた砂金のことです。流れが弱まる場所や岩のすき間などに、重い金が沈みやすい性質があります。そのため、川のカーブ内側や岩陰、瀬と淵の境目が狙い目です。

スコップやパン皿があれば初心者でも気軽に挑戦でき、自然と触れ合いながら金を見つけるという貴重な体験が楽しめます。

金鉱脈はどうやってできるのか?火山活動との関係

金鉱脈は、マグマが地表近くに上昇する過程で、地下水と混ざり「熱水」となり、金などを溶かしながら移動することで形成されます。その熱水が冷えていく際に、岩の割れ目などに金が沈殿し、鉱脈となるのです。

このため、火山地帯や断層帯などは金鉱脈が見つかりやすい場所とされています。さらに、表面に露出した鉱石が風雨にさらされることで、川へと流れ砂金となるのです。

金ができる過程はこちらの記事で詳しく紹介しています!【金鉱脈の見つけ方【採掘テクニックと成功の手がかり】

日本で金が取れる場所

現役の金鉱山で唯一操業中!菱刈鉱山(鹿児島県)の魅力

鹿児島県にある菱刈鉱山は、現在も稼働している日本唯一の金鉱山です。ここでは世界的にも珍しい「高品位」な金鉱脈が見つかっており、1トンの鉱石から30g以上の金が採れることもあります。1985年の操業開始から現在までに、200トンを超える金を産出してきた実績があります。

鉱山の運営には最新の採掘・選鉱技術が使われており、国内資源の自給に大きく貢献しています。一般公開はされていませんが、研究者や資源関係者にとっても重要な施設です。

菱刈鉱山についてはこちらの記事でも紹介しています!【金採掘量3倍!2025年最新・国内の秘密金鉱山を徹底解剖

全国の主な砂金採取スポット8選

全国には、初心者でも砂金採りが楽しめる体験型スポットがあります。川の流れや地質の条件が整っている場所で、道具のレンタルやガイドのサポートもあるのが特徴です。以下に代表的な12ヶ所をご紹介します。

【北海道・歴舟川(大樹町)】
透明度の高い川で初心者向け体験が充実。夏季にイベントも開催されています。

【山梨県・早川渓谷(身延町)】
江戸時代からの砂金採掘の歴史があり、体験施設も整備された人気スポット。

【島根県・石見銀山周辺】
銀の採掘で有名ですが、実は砂金も採れる。歴史と一緒に楽しめるエリアです。

【静岡県・那賀川(松崎町)】
伊豆の自然に囲まれた清流で、家族連れにも人気の体験型観光地です。

【熊本県・五木村】
山あいの渓流で昔ながらの砂金採りが体験可能。秘境感のある雰囲気も魅力。

【新潟県・佐渡市(佐渡金山遺跡周辺)】
金の歴史が色濃く残るエリアで、観光と合わせて砂金採り体験ができます。博物館併設で学びの要素も多く、家族連れにも人気です。

【富山県・黒部川】
立山連峰から流れる黒部川は、上流部で砂金が採れることで知られています。涼しい気候と澄んだ水が、夏場のレジャーとしても最適です。

【長野県・木曽川支流(南木曽町)】
中部山岳地帯の清流では、自然に囲まれながら静かに砂金採りが楽しめます。パンニング皿の貸出があり、初心者にも安心の環境です。

よくある質問

Q. 初心者でも金が取れる場所に行って採掘できますか?
A. はい、可能です。特に体験施設がある砂金採りスポットなら、道具の貸し出しやスタッフの説明があり、初心者でも安心して楽しめます。手ぶらで行ける場所も多く、観光感覚で参加できます。

Q. 採った砂金は持ち帰ってもいいのですか?
A. 基本的に体験施設で採った砂金は持ち帰りOKです。小瓶に入れて記念にしたり、加工してアクセサリーにすることもできます。ただし、私有地や無許可の採取は禁止されている場合があるため、場所によってルールを確認しましょう。

Q. 金が取れる場所に勝手に入って採掘するのは違法ですか?
A. はい、無断で山や川に入り採掘することは違法行為となる可能性があります。採掘や採取は、所有者の許可が必要であり、国有地や鉱業権が設定された場所では特に厳しい規制があります。必ず事前に確認しましょう。

Q. 採取した砂金は売れるのでしょうか?
A. 少量の砂金であれば思い出やコレクションとして保管されることが多いですが、一定量以上を精製して売却することも可能です。純度や量によって価値が異なるため、専門の買取業者に相談するのがおすすめです。

砂金買取についてはこちらの記事で紹介しています!【砂金買取の価値と採取方法はこれだ!徹底解説!

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この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

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