ルイヴィトンの買い取りで人気だったベスト3を公開!

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ルイヴィトン(Louis Vuitton)は、数多くあるブランド品の中で最も有名なものの一つです。
ブランド品買取をしているとバッグ・財布などの分野では最も買取数も多く、問い合わせも多いブランドと言えます。
「こういう状態でも買い取ってもらえるのか?」
「いくらくらいになりそうなのか?」
といったお問い合わせの多いルイヴィトンですが、ルイヴィトンの中でも特に人気・流通量の高いシリーズではお問い合わせも盛んです。
今回は、需要が高く買い取ってもすぐに売り切れてしまう「ルイヴィトンの、人気シリーズベスト3」について、店舗集計を取って点数の多かったものからその魅力や、買取にあたってのポイントなどを紹介していきます!

目次

2020年~2021年のルイヴィトンで買取数ベスト3のシリーズはこれ!

1位.スピーディ

〇人気の理由…

スピーディは、もともと旅行用のボストンバッグであった「キーポル」を元に1930年に誕生したシリーズです。(元々は「エクスプレス」という名前でした)
新たに登場した自動車の助手席におけるサイズ…というコンセプトの本シリーズはサイズとして25,30,35,40,そして小型タイプであるナノ・スピーディと、5種類の大きさがあります。
大きさのバリエーションが豊富でハンドバッグ的な扱いからボストンバッグとしても機能させられるスピーディーは、そのすっきりしたデザインによるシンプルな印象でも人気があります。

〇どのようなものが多く出回っているのか?

比較的古くから親しまれているため、買取店に持ち込まれリユース市場に出回るものとしては、比較的使用感があるものが多く、逆に言うとお手軽に買いやすいとも言えます。
比較的新しめのものは数として多くはありませんが高額で取引されます。
サイズ自体は5サイズともそれほど偏りがなく人気があり、柄として最も多いものは「モノグラム」トーンです。(ダミエ柄やアズール調のものは数が少なく、その分値段もかなり上がります。ただ汚れが目立ちやすいという面もあるので状態による価格差が大きくなりがちです)

〇どのくらいで買い取りされているのか?

状態が非常によく、また希少性が高い柄のものは中古でも10万円を超える価格で買い取りされる場合もありますし、中には30万円前後で流通する場合もあります。
しかし実際に中古で流通するボリュームゾーンとしては5万円以内のものが多く、特に目立つ汚れや使用感、中ベタなど難がある場合は数千円程度になる場合もあります。
スピーディは流通量が多い分、柄の希少性やちょっとした状態変化で大きく買取価格が上下しやすいと言えるでしょう。

〇スピーディの高価買取を左右するポイントとは?

色々細かくありますが「柄」「状態」の2つのバランスで買取価格は大きく左右されます。
柄については、最もよく見かけるオーソドックスな「モノグラム」であれば比較的安くなりますし、逆にダミエやマルチカラー、さらに希少なチェリーやバンドリエールなどであればさらに高い傾向があります。
また状態については、取っ手部分に負荷がかかるので汚れや使用感が目立ちやすく査定でもよく見られます。他にも底面部の角部分、ひもの付け根部分など痛みが出やすい部分・差が付きやすい部分と言えるでしょう。
また外側はきれいなつもりでも長期間使わないと、逆に内部に湿気がたまって中ベタを起こしてしまい致命傷になる場合もあります。
後日の売却・査定を意識した保管をするのであれば、乾燥剤などを入れておくのも手ですね!

2位.キーポル

〇人気の理由…

キーポルは1位のスピーディの原型となったモデルとも言われており、1924年に誕生しました。
コンセプトとしては旅行用のボストンバッグとしての用途で、大型であるものの折りたためばスーツケースにも入る…ということから、折りたたみやすいコットン素材を使用しています。
ショルダーストラップが取り付けられ肩掛けも可能な「キーポル バンドリエール」も派生で登場し、こちらも人気があります。
サイズは横幅のcmで45,50,55,60と4種類+XSサイズを展開しており、目的別に持てるところも人気の理由です。
旅行以外も含めて収納力が高く扱いやすいということから今では色々な用途に使用され、最もよく見かけるシリーズの一つとなっています!

〇どのようなものが多く出回っているのか?

キーポルはもちろん現在でも人気ですが、日本では特に1970年代~90年代にかけて数多く購入され、その時期のものが売りに出される場合もあります。
伝統あるシリーズということもあり、流通しているものの中では(どちらかというと)比較的使用感のある物が多めという印象がありますね。
最も多く見かける柄としてはやはり定番の「モノグラム」なのですが、チェック柄の「ダミエ」や「アズール」その他、コバルトなど多彩な柄のものが出回っています。
比較的新しく出回っているものでは「モノグラム以外」の柄が多めという印象があります。

〇どのくらいで買い取りされているのか?

上記で紹介したスピーディより少し高い価格帯で出回っていると言えます。
使用感がほとんどなく柄がレアな物であれば30万円を超える価格で流通することもあり、最多のモノグラム柄でも状態が非常に良ければ10万円を超える場合もあります。
ただスピーディ同様、「人気がある=供給量が多い」ので、取っ手の痛みや角スレ、表面素材の痛みなどがわずかでもあれば大きく流通(買い取り)価格が下がりやすいモデルでもあります。
いわゆる中ベタが発生していたり、汚れや痛みがひどいものについては数千円にまで下がってしまうケースも考えられます。
古い時期のものも多く出回っているので、流通価格がピンキリなのは致し方がないところでしょう。

〇高価買取を左右するポイントとは?

状態もそうなのですが、キーポルの場合特に「柄」の違いで買取価格は左右されます。
最も普及しているモノグラムと、レアめの柄であれば体感で数倍(3-5倍程度のことが多い)は違う…というのが印象ですね。
最近特に人気でプレミアさえついているレア柄としては「モノグラムフラージュ(迷彩)」があり、デザイナー村上隆さんとのコラボで生まれたグリーンベースの本品は中古でも50万円を超えることがざらです。
他にもダミエやドリップ、チェリーなどといった比較的流通量の少ない柄であれば、それなりの買い取り価格を期待していいと思います。

一方で使用感などの状態ももちろん重要で、特に流通量の多いモノグラムなどの柄であれば、「使用感の細かいランク分け」で価格は大きく左右されると思っておきましょう。
キーポル査定で見られる3大ポイントと言えば、「取っ手部分が摩耗・変色しているか」「置いた際の使用感として、底面部の角に汚れやスレはあるか」「内部に汚れはあるか」といった点が挙げられるので、日ごろから意識した手入れ・保管を心がけたいものです。

3位.アルマ

〇人気の理由

ルイヴィトン「アルマ」は、ここまで紹介してきた上記2シリーズと違い、誕生は1992年とかなり新しいシリーズです!
ショルダーバッグとハンドバッグの2wayで使えることを意識した、「型のしっかりした」デザインのアルマはサイズの違いで(小さい方から)PM,MM,GMの基本3サイズがあります。
またここから派生してより小型のナノ・アルマやアルマBB、ネオアルマBB、それに大型のヴォワヤージュMMやGMなど、使用イメージに合わせた細かい派生を今に至るも出しているので、それも高い人気を保ち続けている理由と言えるでしょう!
リユースを扱う立場からいってもアルマは型崩れがしにくいシリーズなので、古いものでも「価格が下がりすぎてしまう」ことが比較的起こりにくく、お勧めシリーズでもあります。

〇どのようなものが多く出回っているのか?

アルマ自体は新しいシリーズということもあり、ぼろぼろに近い使用感のもの…というのはあまり見かけず、型崩れしにくいことからも見た目もしっかりしたものが大半です。
またアルマはモノグラムを皮切りに発売されたこともあり、モノグラム柄のものが勿論最多です。
柄としてはモノグラム以外には定番と言えるダミエ・マルチカラーなども数多いですが、他にもオーストリッチやアンプラントなど、比較的平面的なイメージを受ける素材・デザインのものも多彩に出回っています。

〇どのくらいで買い取りされているのか?

アルマで買取価格が高くなりやすい柄、ということであればコラボ系が1つには挙げられます。
(山本寛斎さんとのコラボのエピ柄など、リユースでも高額で取引されているものもあります)
他にもダミエ系統は手堅く値段が付きやすいですし、状態さえ良ければ10万円を超えて取引されるものもざらにあります。
その他に上記で紹介したアンプラントやオーストリッチ、それにグラフィティ系統など、流通量が少なめの柄も高めなので、汚れやすいという点に気を付ければかなり高くなります。
モノグラムでももちろんかなり新品に近いものは10万円を超える高額になるケースはあります。
体感のボリュームゾーンとしては2-6万円程度の状態のものが多く出回っている感じですが、他のシリーズと違い「状態が悪く1万円を切ってしまう」というケースはそれほど多くないようです。

〇高価買取を左右するポイントとは?

比較的型崩れしにくいという良さを持つアルマですが、中古品の査定においてはその分「汚れやすい部分」を重点的にされます。
最も目立ち、ゆえに重視されるポイントとしては「取っ手の痛み・変形・汚れ」で、ここはわずかな差でも価格が変わりやすいポイントと言えます。
次いで下に置いた際に摩耗しやすい角、底面の汚れ・痛みで差が付いてくるのではないでしょうか。
また経験的にですがアルマは「チャックがすごく固くなってしまっている」といったことも響いてくるので、あまりにも長期間使用しない…というのも善し悪しです。
他にも状態を見ていくポイントはいくつもありますが、わかりやすいものはそんなところです。

柄についても上記の通り、もちろん希少なものは価格が上がりやすいのですが、倍率だけで見ていくとキーポルやスピーディほどには「柄によって価格が影響を受けやすい」という訳でもないようです。

いかがでしたか? ちなみに調べてみたところ3位以降は、4位「ネヴァーフル」、5位「パピヨン」、6位「ノエ」といった順番でした。

こうした流通量の多い人気シリーズというのは、査定する側も経験機会が多く、また数多くの事例を目にするので細かい点に考慮して、より正確な査定ができるようになります。
その結果良い面に注目すると、ぎりぎりまで強気の価格を付けられるケースが増える…と私は思っています。
また人気シリーズは需要も高いため「すぐに売れやすいので在庫リスクが少なく、安心して値付けしやすい」というのも好意的な査定が生まれやすい理由ですね。
(「訳あり」等の状態でも前向きな買取が可能になってくるというケースもままあります)

こうした人気シリーズをお持ちで買い替えや売却を検討されている方は、是非お気軽に査定をお申し付けください!

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この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

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