ブランド品買取で、コロナでも安心して売れるサービスとは

  • 店舗一覧から探す
  • 現在地から探す
目次

ブランド品を売るニーズはコロナで高まっている

先日のコラムで、ブランド品の買い取りについてはコロナ禍で「売りたい、処分したい」というニーズが高まっているということをお伝えしました。

実際に自宅にあるブランド品について、
「着用して外に行く機会が減少したので売りたい」
「家にずっといたら不要だということを改めて認識したのでお金にした方が良い」
「金銭的に余裕もなくなってきたのでブランド品を換金したい」
と考え始めた方も多いのではないでしょうか。

「ブランド品を今のうちに売る」という発想

ただこの時期(2021年8月)に売りに行くとなると「まだコロナも収まっていないし今はまだ不安だな…」と感じて尻込みしてしまう人も多いかもしれません。
とはいうものの、コロナが完全に収束をしたらおそらくはブランド品を売りに走る人が急速に増え、売却側の波が来るのではないかと予想されます。

簡単に言うと比較的安全になった段階で「多くの人がブランドを売りに走る」という現象が起きるかもしれません。
「コロナで、売りたくても売れなかった」という人たちは一定数いるはずですし、ブランド品売却については今までコロナで低迷していた分「波が来る」という考え方もあります。

ただそうなると、その時期に(世の中の安全を確認してから)売ろうとする場合は安くなってしまう?という懸念も出てきます。
やはりブランド品などのリユース(中古)市場は需要(どれだけの人が買いたいか)と供給(どれだけの人が売りたいか)のバランスで価格が決まってきます。
一時的ではあれ「コロナが終わって安心なので売りたい!」という人が殺到していく時期は売ろうとしても価格が安くなってしまう…という可能性、リスクも考えた方が良いわけです。

そこで、「今のうちに何とかして売れないか?その方が比較的高いのではないか」と考える切り口も出てきます。
実際にコロナ禍におけるブランド品買取りの相場観は(前回コラムでも触れましたが)一時的に安くなったものの現在では決して安くはありません。
「みんなが動き出す前に、安全な買取店を見つけて売った方がメリットもある」
という考え方が出てくるのはうなずけます。

どのような買取店なら安心して売れるのか(リモート買取編)

宅配買い取りなどは実店舗と比べれば比較的安全

リモート買い取りのスタイルは大きく2つに分かれます。
「申し込みの上で、先に品物を送って査定してもらう宅配買取」
「LINEなどで画像や情報を送って大まかな見積もりを出してから宅配で送るリモート査定形式」
です。

いずれの場合も言うまでもありませんが、実店舗に対面で売りに行くよりは格段に感染リスクは低く、安全度が高いと言えるのは間違いありません。
もちろん「直接会わないから感染しない」という当たり前の話もありますが、コロナの感染リスクは対面だけでなく「触れたものにウイルスが付いていて感染してしまう」といったことも意識する必要があります。
そしてほとんどの場合「バッグなど、売るブランド品の流通」はお客からお店へ、ほぼ一方通行の流れになるわけです。(査定が不成立で返送する場合は一方通行ではなくなりますが)

そう考えるとお客の立場からすれば、一度宅配便で送ってしまえば少なくともお店の方から感染させられる…というリスクはまずありません。(返送される場合以外)
ですから宅配買い取りなどのリモート買い取りサービスを利用することは、手続きに抵抗がなければかなりオススメということになります。

感染防止のガイドラインがある所はさらに安心感あり

では、どのようなリモート(宅配)買い取り店であれば「より安心して」利用することができるのでしょうか?
正直に言うと、私自身の「査定現場の感覚」から見て行けば、実はそれほどの違いは(良い意味で)感じないというのが本音です。

ブランド品の査定現場の場合、もともと手袋をして財布やバッグなどに触る習慣があり、販売時に価値を下げないためにもそうしたデリケートに取り扱いをする習慣が身についている現場がほとんどです。(うちもそうです)
またこれは常識の問題なのですがノーマスクの職場であったり、素手でブランド品に触ってしまうようなところであればもちろん「送ったブランド品が不成立で返送された場合」に感染リスクがゼロではなくなってしまうのですが、そうしたところはまずないのでは…?と思っています。

もちろん宅配買い取りをしている業者さんによっては念には念を入れて「感染防止ガイドライン」のようなものをホームページなどに出している所もあるようです。
そうした業者さんを選べばより安心…ということももちろん言えますし「意識しているな」と参考になると思いますが、宅配買い取りについてはそうしたことの有無は参考程度に考え、あまり心配せず気軽に利用してもいいのではないでしょうか。

どのような買取店なら安心して売れるのか(実店舗編)

三密をできるだけ避ける環境にあるかどうか

コロナの感染リスクを極力下げつつ実店舗を利用するうえで、まず大切なのはいわゆる「三密」(密閉、密集、密接)をできるだけ避ける環境があるかどうかです。
とはいうものの、もともとこうした買い取りビジネスというものは「売りに来る人のプライバシーを守る」という考え方で構築されているので、周囲から見えないようにパーテーションで仕切られていたり、特に「密閉」「密接」などについては一時的に仕方がない…という面はあります。

ただこうした中で「(できるだけ)当たり前のことを、どこまでしているのか?」ということだと思います。
例えばマスク着用は当然のこととして、対面している時間をどこまでコンパクトに減らしているのか、手袋着用を徹底しているのか、また定期的に換気をするなど気を配っているのか…?
といったことは気にしていいレベルのことだと思います。

ただどうしても不特定多数の人が来る…というのはどこのお店でも同じことなので細かく考えすぎたらきりはなく、そこがどうしても気になってしまう…というのであれば実店舗の利用自体を控えた方が良いかもしれません。
(ただ最近は1日数人程度の来客…という店舗も多いので病院や市役所などと比べると格段に安全度が高いと言えますが)

感染防止のガイドラインも参考程度にはなる

色々な買取店のホームページを見ていますと、「当店ではコロナ感染対策でこういう取り組みをしています!」というガイドラインを打ち出しているチェーン店も見かけます。
こうしたものがあるともちろん、安心感をもって利用しやすくなりますね。

ただその対策内容自体を現場人としての感覚から見ていくと実は、比較的「普段からしている当たり前のこと」を改めて打ち出しているに過ぎないというものが多いです。
その対策の中身だけを見るのであれば、実は「普通の基準を持つ現場であれば、デリカシーを持って実行している」ことが多いと言えます。

「当たり前にしていることを、改めて打ち出しているか」がそうしたガイドラインの有無につながっていると思いますし、逆にそうしたものがないからと言ってコロナ感染に気を使っていない…といったことはまずないと思います。
チラシやホームページなどで「コロナ感染対策」ガイドラインがあるのであればそれに越したことはありませんが、あくまでも「参考程度」に考えてよさそうです。

それと別にあえて言うのであれば、大手ショッピングモール(イオンなど)に出店している買い取りチェーンの場合、モール側が大変厳しく感染対策を指導している場合が多いですし、リスクを感じた場合はモール単位で休業などの措置をとっています。
その意味でリスク管理をモール単位でしているような出店地であれば、一段階安心と言えるかもしれないですね。

自分側でできる感染対策とは

コロナ感染リスクを避けつつブランド品を実店舗で売るには…ということについて考えてきました。
もちろん「感染リスクの低い店舗はどこだろう?」という視点で探し、選ぶことも大切なのですが、より以上に大切なのはご自身で「感染しないよう」自衛対策をどれだけするかということだと思います。

例えばマスク着用は当然のこととしても、感染は「直接吸い込む」といった行為だけでなく「触れたもの」からくる場合もあります。
〇お店側だけでなく、自分自身も(使い捨てでいいので)手袋を着用して利用する
〇査定待ちも含めて、店内にいる時間を最小限にする
〇査定不成立でブランド品を返してもらった場合は念のため軽くクリーニングをする
などなど、「どの店舗を選ぶか」ということ以上に、ご自身でこうした対策をして臨むことがより有効と言えるかもしれません。

ある程度のリスクを覚悟しつつも、それを最小限にして売れる時期に売る…というちょっとした前向きさや取り組みについて、今回はお伝えさせていただきました。
読んでいただき、ありがとうございました。

  • 店舗一覧から探す
  • 現在地から探す
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

目次