ルイヴィトンのバッグの種類や素材・サイズ展開を廃盤含めて徹底解説！

ルイヴィトンのバッグ 代表的なデザイン3選

まずはルイヴィトンのバッグの代表的なデザインについて説明します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

モノグラム

モノグラムはルイヴィトンのシンボルともいえる、LとVを組み合わせたマークを使ったデザインです。

ロゴと一緒に並ぶ花と星の模様は日本の家紋から発想を得ており、1896年に発売されました。

モノグラムの特徴は、ルイヴィトンのブランドロゴに対する想いの強さです。

ロゴマークは製品に対して正対になるように配置され、ロゴが途中で途切れないように職人によって調整されています。

モノグラムの製品には、キャンバス素材を特殊加工した「トアル地」という生地を使用しています。

「トアル地」はエジプト綿に塩化ビニール（PVC）コーティングを施した高級素材です。

軽量で耐久性や防水性があり傷が付きにくい素材は、手入れがしやすいというメリットがあります。

ダミエ

ダミエは、1888年に生まれたデザインです。

日本の古典柄である市松模様から発想を得たダミエは、正方形を組み合わせたシンプルなデザインが特徴で、1889年のパリ万博では金賞を受賞しました。

ダミエは、1896年にモノグラムが登場するまで、ルイヴィトンの主要デザインとして活躍していました。

モノグラムの発表により生産が停止されましたが、モノグラム100周年記念で復刻版を発表し、現在まで定番製品のひとつになっています。

特にエベヌは茶色の濃淡を使ったデザインで、汚れが目立ちにくく、年代を問わずファッションに合わせやすいデザインとして長年愛されています。

エピ

エピは1985年に登場したデザインで、線状の細かい型押しが特徴です。

エピはフランス語で「麦の穂」を意味するため、線状の模様は麦が風になびいている様子を表しています。

エピの人気の理由のひとつは、豊富なカラー展開で、発売当初は5色でしたが、2023年3月現在は29色が展開されています。

廃盤になったカラーもあるため、中古品も人気です。

モノグラムやダミエとは異なり、エピに使われている素材は本革です。

エピに使われているグレインレザーという素材は、耐久性に優れており、光の当たり方によって光沢や色彩が変化します。

エピ特有の線状の型押しはシワや汚れが目立ちづらいため、長くきれいに使いたい人におすすめです。

ルイヴィトン モノグラムバッグ 人気の種類5選

ここからは、モノグラムバッグの人気のデザインを5つ紹介します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

①ショルダーバッグ モノグラム ネオノエ

ネオノエは、巾着型のデザインが特徴です。

巾着タイプの収納口は荷物量に合わせてトートバッグのように使ったり、巾着袋のように使ったりと調整できます。

マチが広いため収納性が高く、バッグの中身が見えやすい点も人気の理由です。

絞り部分の色とモノグラムの組み合わせで印象が変わるため、自分の気に入ったデザインを見つけてみてください。

②ハンドバッグ モノグラム アルマ

アルマという名前は、ルイヴィトンの本店があるパリのセーヌ川にかかっているアルマ橋が由来といわれています。

アルマは、今のデザインになるまでに3つの段階を経ています。

最初は1934年に発売された「スクワィアー・バッグ」、1955年の「シャンゼリゼ」そしてアルマが発売されたのは1992年です。

アルマはシャンゼリゼやスクワィアー・バッグと比べてアーチ型が印象的なデザインが特徴で、シンプルかつエレガントなバッグとなりました。

丸みを帯びて上品でフェミニンな印象になったアルマは現在も多くの女性に愛されるシリーズのひとつです。

③トートバッグ モノグラム ネヴァーフル

ネヴァーフルは2007年に発表されたモデルです。

2023年3月現在、公式サイトにて3種類のサイズが販売されています。

最大の特徴は軽さで、大きく収納力が高い上に軽量で、物が多くなりがちな女性に人気なデザインといえるでしょう。

ネヴァーフルは英語で「never full」、つまり溢れることがないほど豊富な収納力があるバッグとして仕事や旅行用として利用する人が多いです。

④モノグラム ポシェット・メティス

ポシェット・メティスは、小型で薄型のポシェットです。

金具を全てゴールドで統一しているため、モノグラムとの相性が良く、高級感のある雰囲気を演出しています。

ポシェット・メティスの人気の理由は、コレクションごとにハンドルやストラップデザインが変わるためです。

2023年3月時点でルイヴィトン公式サイトで販売されているシリーズはシックなトップハンドルが特徴となっています。

以前販売されていたアンプラント・ポシェットメティスは、ハンドル部分が編み込みで、他のデザインとは違った特徴がありました。

販売されているデザイン以外にも、中古品では好みのハンドルのデザインが見つかるかもしれません。

⑤モノグラム パームスプリングス バックパック

パームスプリングス バックパックは、マチがしっかりと付いた立体感のあるバッグパックです。

モノグラムのマークが大きくあしらわれており、スポーティな格好にも高級感を与えるデザインとして人気があります。

サイズ展開は3種類あり、PM、MMサイズには肩への負担を抑えたクッション性のあるストラップが使われています。

最も小さいMINIサイズは、ショルダーストラップの取り外しが可能な点が特徴です。

バックパック、クロスロディバッグの2通りの使い方ができ、コーディネートの幅が広がります。

ルイヴィトン ダミエバッグ 人気の種類5選

ダミエのバッグの中でも人気の商品は下記の5つです。

それぞれ見ていきましょう。

①ショルダーバッグ ダミエ ジェロニモス

ダミエのジェロニモスは太めのストラップが特徴のショルダーバッグです。

2000年ごろに発売され、2018年頃に廃盤となりました。

ストラップの長さを調節することで、ボディバッグやウエストポーチとしても利用が可能なため、カジュアルなシーンで活用されることが多いのが特徴のひとつです。

機能性が高く、シンプルなデザインで、廃盤した後も中古品として継続的に人気の高いシリーズのひとつです。

②ショルダーバッグ ダミエ イパネマ

イパネマという名前は、ブラジルのリオデジャネイロにあるイパネマビーチが由来です。

一見すると幼く見えがちな形ですが、ダミエの高級感ある色合いがバランスを保っています。

紐を調整すれば、斜め掛けバッグとして利用できます。

カジュアルな場で幼くなりすぎずファッションを楽しめるのは、イパネマならではの良さといえるでしょう。

③ハンドバッグ ダミエ ブレラ

ダミエブレラは正方形のハンドバッグで、ダミエの正方形を組み合わせたデザインとの相性が良いバッグです。

大きさは幅20cm、高さ24cm、マチ10cmと小型で、ブランドの主張を抑えたコーディネートを組めるのが特徴です。

小柄ながらも、スマートフォンや財布などの必需品はゆとりを持って収められます。

④ポシェット ダミエ エヴァ

ダミエエヴァは、小物を入れるポシェットとして活躍します。

大きさは幅25cm、高さ13cm、マチ4cmで長財布がスッポリ入るサイズです。

チェーンとストラップがついており、ストラップを使えばショルダーバッグとして、チェーンを使えばハンドバッグとして利用できるため、利用の幅が広がります。

コンパクトなバッグが欲しい人に人気のデザインです。

⑤トートバッグ ダミエ・アズール ネヴァーフル

ダミエのアズールネヴァーフルは、ダミエの中でも明るい色味が特徴で、通勤用のバッグや旅行用のバッグなどカジュアルなシーンで使われることが多いトートバッグです。

マチが広く高さが十分にあるため、A4の書類やPCが難なく収納できます。

特に、アズールネヴァーフルは白を基調としたカラーのため、高級感を抑えて爽やかな印象を与えます。

どんなスタイルにも合わせられるバッグが欲しい人に人気のバッグといえるでしょう。

ルイヴィトン エピバッグ 人気の種類5選

ルイヴィトンのエピの中でも人気の商品は下記の5つです。

それぞれ見ていきましょう。

①ショルダーバッグ エピ ツイストPM

エピのツイストPMは製品の中央にある、大胆なロゴマークが特徴です。

ロゴマークとバッグのカラーとの組み合わせでイメージがガラッと変わるのも魅力です。

エピの型押しがされた大人な雰囲気の生地に、シルバーの金具を使ったロゴマークがオシャレなアクセントとなっています。

小柄なサイズながらも内ポケットやミラー付きポケットがあり、機能性も十分です。

②2wayショルダーバッグ エピ アルマ

エピのアルマは、ブランドロゴを主張させないシンプルなデザインが特徴です。

アルマ特有の丸みを帯びた形は女性らしさを演出し、カラー次第で印象が変わります。

アルマは、マチがしっかりとしており、収納力や機能性も抜群のため、荷物が多い人にもおすすめです。

ストラップをつければクロスボディバッグとしても活用できるため、コーディネートに合わせて使えます。

③2wayショルダーバッグ エピ プティット・サックプラ

エピのプティット・サックプラはサックプラのミニサイズとして登場したデザインです。

大きさは幅14cm、高さ17cm、マチ5cmと小さいため、財布やスマートフォンなどの貴重品の収納にピッタリです。

ストラップを付ければショルダーバッグとしても活用できます。

カラー展開が豊富なため、コーディネートのアクセントとして活用するのもおすすめです。

④ボストンバッグ キーポル・バンドリエール

キーポル・バンドリエールは、1930年代に登場してから、長年にわたって愛用者が多いボストンバッグです。

旅行バッグとして利用されることが多いキーポル・バンドリエールは、傷や汚れが目立ちにくいエピのデザインと相性が抜群です。

4種類のサイズがあるため、旅行日数などの利用用途にあった製品を選ぶのが良いでしょう。

⑤トートバッグ エピ ネヴァーフル

エピ ネヴァーフルは、エピの細かな型押しデザインで落ち着いたデザインを演出でき、出張時のバッグや通勤バッグなどビジネスシーンにおすすめです。

収納性が高く、シーンを選ばず使用できるエピ ネヴァーフルは、普段使いで長くバッグを利用したい人におすすめです。

廃盤になったルイヴィトンの代表的なバッグ一覧

ここからは廃盤になったルイヴィトンのバッグのうち、代表的な4つを紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

アマゾン

アマゾンは斜めがけのミニショルダーバッグです。

1974年に誕生しましたが、2014年頃に廃盤となりました。

現在でも依然として人気が高く、中古品は高値で取引される傾向にあります。

その人気の高さから、期間限定で復刻版が販売されることもあり、ルイヴィトンファンからの注目を集めています。

エリプス

エリプスとは英語で「楕円形」という意味です。

名前のとおり、丸みを帯びたデザインのエリプスは、収納性が高いデザインとして90年代に大ヒットしました。

2012年頃に販売が終了しましたが、依然として人気が高く、中古品でも状態が良ければ、当時の販売価格より高額で取引されることがあります。

モンスリ

モンスリは、ルイヴィトンの中では珍しいリュックタイプのバッグです。

巾着タイプでショルダーストラップの調整もでき、収納力と機能性に優れています。

モンスリは廃盤になりましたが、2017年に新モデルとしてモンスリPMが発売されました。

新モデルが出た現在も、旧バージョンの人気は継続しており、高値で取引されることも多くあります。

ナイル

ナイルはアマゾンと同時期に作られたモデルで、2014年に廃盤となりました。

アマゾンの2倍ほどの大きさのショルダーバッグで、収納力が高く汚れが目立ちにくいことから、高い人気を誇っていました。

男性が利用することも多く、男女とも広い年代に愛用されていた商品です。

廃盤になったルイヴィトンの代表的なライン一覧

ここでは、現在ルイヴィトンで廃盤となっているライン（デザイン・素材）について紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

アンティグア

アンティグアは、2006年に発売されたルイ・ヴィトン初のオール・キャンバスラインです。

ルイヴィトンでは多くの製品で革が使用されていましたが、アンティグアはキャンバス生地を使用しており、カジュアルラインとして人気でした。

アンティグアは、カリブ海に浮かぶヨットレースが有名な島の名前です。

キャンバス地がヨットの帆を連想しており、ユニセックスなデザインで男女ともに利用できる画期的な製品でした。

スハリ

スハリは、デザイナーのマークジェイコブスによってデザインされ、2003年に発売されたラインです。

スハリは、希少性の高いゴートスキン（ヤギ革）を使用しています。

レザーの中でもヤギの革は軽いといわれており、しなやかで柔らかな肌触りや薄くて丈夫な点が特徴です。

伝統を取り入れつつ、新しい素材を使った製品に取り組むルイヴィトンならではのデザインとなっています。

モノグラムミニ

モノグラムミニは、通常よりも小さなモノグラム模様をキャンバス製品に織り込んでいるラインです。

2000年に、限定品としてブルーのモノグラムミニが発売されて以降、豊富なカラーや種類が展開されました。

2006年にモノグラム・ミニランの登場がきっかけで廃盤になりました。

モノグラムミニは使いやすいうえに丈夫で、現在も多くの女性から人気があります。

コラボレーション商品

コラボレーション商品は、期間限定で販売されるものが多いため、希少価値が高いです。

例えば、「アイラブモノグラム」という、モノグラムの模様に目玉が追加されたポップな柄が特徴のラインや、「キモノ」という着物から着想を得たデザインのラインがあります。

廃盤ラインは基本的に今後生産されないため、中古品としても価値が高くなっています。

ルイヴィトンの人気ライン「モノグラム」はダサいと言われることがある？

ルイヴィトンのモノグラムは、長年広い世代に愛用されているラインのため「ダサいのか？」と考える人もいます。

モノグラムが誕生したのは1896年で、今から100年以上も前です。

誕生から現在まで、廃盤になることなく多くの人々に愛用されていることから、時代を超えて人々を魅了してきた代表的なデザインといえます。

モノグラムは伝統的で革新的なデザインとして、これからも成長し続けるでしょう。

ルイヴィトンのバッグを高く売る5つのコツ

種類豊富なルイヴィトンのバッグは、長年にわたり多くの人から愛されています。

その人気の高さから、中古市場での需要も高く、定価よりも高値で取引されることがあります。

さらに、ルイヴィトンのバッグを高く売る以下の5つのコツを意識するだけで、買取価格が大きく変わることがあります。

それぞれについて、解説していきます。

①付属品を揃えておく

保存袋や箱、保証書などの付属品を揃えて査定に出すと、買取額がアップしやすくなります。

とくにチャームやショルダーストラップなどは査定に大きく影響するアイテムです。

将来的に売却を考えているなら、捨てずに取っておきましょう。

とはいえ、付属品が揃っていなくても買取は可能です。

捨ててしまったからと諦めず、一度査定に出してみましょう。

②査定前に手入れ

査定前にメンテナンスをして綺麗な状態にしておくことも、高額買取につながるコツです。

できれば定期的にメンテナンスしておくと、綺麗な状態を保ちやすくなります。

キズや汚れがない新品に近い状態であればあるほど、高額で買い取ってもらいやすいので、保管方法にも気をつけましょう。

③できるだけ早く売る

ほとんどのブランドは販売から時間が経てば経つほど、買取価格が下がってしまいます。

そのため、買ってからできるだけ早く売却することが高額買取のポイントです。

また、時間が経てば経つほど、どんどん状態も悪化していきます。

使わないアイテムは、できるだけ早く査定に出すようにしましょう。

④ブランドの買取専門店で売る

バレンシアガのアイテムを売るなら、ブランドの買取専門店がおすすめです。

ブランドの買取専門店なら、ブランドの知識があるプロが査定してくれるので、適正な価格で買い取ってもらいやすくなります。

また、ブランドの買取専門店は、買い取った後のアイテムを再販するルートやクリーニング技術にも優れているのが特徴です。

そのため、リサイクルショップで売却するより、高額買取につながりやすくなります。

⑤複数の買取専門店で査定してもらう

全く同じアイテムであっても、買取会社によって査定額は異なります。

複数の買取専門店に査定に出すのは手間ですが、査定額を比較できるのでおすすめです。

また、他の業者の買取額を提示すれば、査定額の交渉もしやすくなります。

少しでも査定額をアップしたい人は、複数の業者で査定してもらいましょう。

まとめ

本記事では、ルイヴィトンのバッグの種類について素材やシリーズの特徴や廃盤となった製品まで詳しく紹介しました。

ルイヴィトンは100年以上も続く伝統を継承しながら、常にデザインの進化を続けているブランドということが分かりました。

廃盤となった製品は中古品としても人気があるため、自分の家にルイヴィトンの製品がある人は、一度買取査定を依頼してみてください。