古いお酒の買取はできる?高い買取金額のお酒はどういうお酒?

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全国に250店舗あるジュエルカフェで、昨年以降急激に買い取りが伸びてきているのが「お酒」のジャンルです。
有名ブランドのお酒(例えば山崎の25年物や響の30年物など)は、この数年で流通価格が3倍程度になったものもあり全体的に相場も上がってきているので、長く未開封にしてしまっている高級酒があれば売ることを強くお勧めします。
ただ一方でジュエルカフェに限らず、「お酒の買い取りができる」ということはまだまだお客様に浸透しておらず、「どのようなお酒が売れるのか?」「どのくらい古いものならOK?」「どういうお酒が高いのか?」といったお問い合わせが大変多いです。
今回は、そうしたお酒の買い取りにまつわる疑問に、お答えしていきます。

目次

古いお酒の買い取りは、どこまで可能なのか?

お酒はどの程度古くても買い取ってもらえるのか?

お電話でもよくある質問で
「買ってから○○年経過しているのですが売れますか?」
というものがかなりあります。

もちろん開封してしまった場合は買い取り自体が難しいのですが、一般にウイスキーやブランデー、リキュールやスピリッツなどについては事例として40年程度前のものまで買取例があります。
もちろん保存状態やお酒の種類によって、10年程度でも難しい種類もありますし、また状態変化を起こして買取価格が下がってしまうケースなどもあります。
しかし例えばウイスキーなどは未開封であれば、密封された状態でそれ以上熟成が進んでしまうことはありません。
同様にアルコール度数の高いものほど保存がきくのでブランデーなど高級酒であるほど「長期保存に強い」→「買取価格が下がりにくい」という性質を持っています。

またワインなどは熟成が進んでしまう一方でだからこそ風味が増すという銘柄もあり、一概に古いことが不利になる…とは言えないのです。
買取価格の増減はケースバイケースですが、40年程度までであれば少なくとも買い取れるケースが大変多いので、心当たりのある人はぜひ査定に出してみてください!

古いほど買取価格が上がりやすいお酒とは

買ったばかりのお酒と、30年くらい経過した古いお酒ではどちらの方が高く買取ってもらえるのか?
これはケースバイケースですが、高級蒸留酒の場合「古いほど高値で取引されている」銘柄も少なくありません。
有名なものではワインのロマネコンティなどが100万円程度で取引されている場合もあるのですが、他にもブランデーとして有名なヘネシーXOなどは、現在発売されているものより30年以上前に流通していたタイプの方がずっと査定価格が高く、3-4倍の値が付く場合もあります。
またスコッチウイスキーの定番、マッカランなども長期熟成タイプ(12年、18年、25年など)は、「数十年前に購入した未開封もの」が1ケタ違う価格で取引されていたりします。
「銘柄として人気で、しかも年代が古い」というお酒は時代を超えて、古くても高く取引されるようです。

他にもブームになっているお酒や日本産でも海外需要が高いウイスキーの山崎などは、古くても大きく値段がアップしやすい銘柄と言えるでしょう。

古くて買取NGになりやすいケースとは

もちろん、すべての高級酒が古いほど価値が出る…というものではなく、それは一部です。
逆に、ずっと保管していたがゆえに買取価格が大きく下がってしまったり、最悪買取NGになってしまう場合があります。

どのような場合かというと、
〇開封してしまっている(飲みかけでも、また一切使用していなくても買取は困難)
〇50年以上経過してしまっている(銘柄によりますが、1970年代以降のものでない場合は流通がかなり限られてきます)
〇明らかに品質が落ちている(保管に理由があることがほとんどですが、中身が目減りしている・液漏れをしているなど)
〇容器にヒビや欠けがあったり、名前などが入っているもの
などです。

保管時のトラブルや失敗によるものも多いので、気を付けたいものです。

買い取り金額が高くなるお酒とは?

高価買取できる「定番銘柄」は鉄板です

お酒の買い取り価格は他のジャンル同様「需要と供給」で決まっていきます。
生産数が限定的、またはかなり年数を要するお酒であれば当然価値も跳ね上がりますし、需要(人気)の高いものであればなおさらです。
そうした「需要は多いが供給(生産)は少ない」という銘柄はかなり決まっているので、そうしたお酒を持っているのであればかなりのチャンスと言えるでしょう。

古いほど価値の上がる銘柄も多数あり

たとえばウイスキーの有名ブランドであれば「山崎」「響」「マッカラン」などは高価で取引されることが多く「○年物」という表記があれば相当な高値が付くものがあります。
同様にブランデーであれば「レミーマルタン」「ヘネシー」などの有名どころに加えてクルボアジェやポリニャック、ラーセンなども高値で取引されていますね。
特にウイスキーやブランデーなどは未開封だと醸造が進みにくく、年数が大きいものほど高価になる傾向があります。

他にはワインであれば有名な「ロマネ・コンティ」などは高いですし、それ以外にもシャトー・マルゴーやシャトー・ル・パンなど年数を重ねるほど希少価値が上がったり風味が増したりする高価買取銘柄が数多くあります。
ワインの場合はウイスキーなどと違い、未開封でも熟成が進んでいくことから時間が経つほど希少価値が増す銘柄もある一方、貯蔵の条件(温度・湿度など)が繊細で未開封でも長期的に品質が低下していくものもあるので注意です。

他にも蒸留酒であるスピリッツであれば「ナンバー3ロンドン・ドライ・ジン」や「ドンフリオ」など、果実や香草などをベースに加えたリキュールであれば「コアントロー」「カンパリ」などが高価買取銘柄の代表と言えるでしょう。

お酒の高価買取銘柄について言えることは、日本ではあまり知名度は無くても世界的に高級酒の需要・価値は高まっていることから「意外な銘柄」が高くなるケースがあるということです。
気になるものがあれば、まずは査定に出してみることをお勧めします。

お酒以外の部分も評価対象に

お酒の買い取り金額を決めるものは何も「中身の質・希少性」だけとは限りません。
容器や付属品の状態・有無などが査定価格に影響を及ぼすことは多いです。
例えば高級ブランデーなどでも、ボトルに高価な「バカラボトル」を使用している最高級のものは価値が高いです。 これはボトル自体の価値もそうなのですが、有名メーカー各社が最高ランクのものにバカラボトルを使用するケースが多いから、信用の証という意味合いもあるようです。

またお酒の付属品で代表的なものとしては「替え栓」や「元箱」「説明書」などがあります。
これら購入時についてきたものがそろっていれば特に単価の高いお酒の場合、さらに買い取り額を左右するケースがあります。

お酒を高く売るためにできることとは

保存する際に価値を保つ4つのポイント

付属品を捨てずにとっておくなども大事ですが、最も大切なのは中の液体を劣化させず、できる限り良い状態で保存することです。
いざ売る時に「液面低下(目減り)」や、最悪「変色(特に醸造が進むワインなどに多い)」などがおこらないようにするポイントはいくつかあります。

〇直射日光を避ける、できる限り暗い場所に保管
〇湿度の高い場所を避ける(温度については種類によって適正温度が異なります)
〇ボトルが欠けてしまわないよう、地震などの衝撃も想定して保管する
〇ラベルが汚れないような向きで保管する(ウイスキーなどは出来るだけ立てたまま、ワインなどは横向きが良いとされています)

自宅にどれだけの環境が用意出来るかは人によりそれぞれ異なると思いますが、少しの違いが年単位の時間によって大きな違いを生むので注意が必要です。

見た目も可能な範囲できれいにしておきたい

売りに行く前には、ボトルやラベルなどの「見た目の汚れ」もきれいにしておきたいものです。
埃だらけだったり汚れが目立つようでは「劣悪な環境で保管されていたのでは?」と想像されてしまいかねません。
他意はなくても中身の質までマイナスイメージを持たれてしまうことにつながるので、年単位で保管をした後は売りに行く前にある程度クリーニングをすることをお勧めします。
特に栓付近やラベル周りなどは重点的に見られがちです。

事前見積りも生かしつつ、評価してくれる買取店を探す

お酒を高価買取してもらうポイントで大きいのは、やはり高く評価してくれる買取店を探すことです。
最近は総合リサイクルショップなどでも「お酒を買取ります!」という所がかなり増えてきました。
しかし中には多ジャンルの一つとして片手間で買い取りをしており、時間をかけて価値を確認することが苦手で価値が十分伝わらない買取店などもまだまだ多いのが現実です。

まずはお酒について詳しく、価値を理解して対応してくれる買取店を探すことが必要です。
一番有効なのは
〇ネットで「お酒 高価買取」などのワードで検索する
〇近所の実店舗に電話して実際に確認する
といったことになります。

実店舗の場合は比較的店舗数の多いチェーンの方が、高価買取については期待できるようです。
またネットで探す場合は「どの程度以上のグレードなら買取るのか」「査定価格の基準はどのくらいなのか」ある程度の目安を出している会社であればリモート買取でも安心できるはずです。
いずれの場合も実際に査定に出す前に電話やメールで連絡し、銘柄や購入時期などを伝えた上でどのくらいになりそうか…という質問をしてみると、高く買い取ってくれるか否かイメージがわいてくると思います。

買取専門店ジュエルカフェでは、ブランデー・ウイスキー・シャンパン・ワイン・リキュールなどお酒の買い取りに自信を持っています。
ネットや海外などの販路も強いのでその分、お酒の高価買取を実現しています。
色々な銘柄について前向きにご相談・買い取りをさせていただいておりますのでお気軽にご利用ください!

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この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

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