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どのようなお酒が高価買取されやすいのか?・・・ジャンル別に解説

どのようなお酒が高価買取されやすいのか?・・・ジャンル別に解説

リユースの分野では、コロナ禍でも買取が堅調な品物がいくつかありますが、その一つが「お酒・アルコール」分野です。
コロナによるいわゆる「巣ごもり」現象があり買う側も需要が高いこと、また経済的な理由も含めて「飲む予定の無いお酒を売りたい」という人もかなり増えてきました。
持ち込み・問い合わせ共に増えている「お酒買取」なのですが、「どんなお酒が高く売れるのか?」ということは意外と知られていません。
「ともかく古ければ価値が出やすい」と考えて、そうしてはいけないお酒を長期保管し過ぎ、むしろ価値を下げてしまうといったケースも目にしてきました。
そこで今回は、お酒のジャンル別に高価買取されやすい条件や、具体的な銘柄などについてもより詳しくお伝えしていきます。

高価買取されやすいお酒とは

「古いほど高くなる」お酒は限られている

以前「高い買取金額のお酒はどういうお酒?」というタイトルで、高価買取されやすいお酒のタイプについて大雑把ですがお伝えしたことがあります。
https://jewel-cafe.jp/column/osake-old/
以前の記事はこちら↑

そちらでは、
「お酒はどの程度古くても買い取ってもらえるのか?」
「古いほど買取価格が上がりやすいお酒とは」
というサブタイトルで色々とお伝えしてきました。

確かにイメージ的に「ワインの○○年物」といったように超高級酒は年数で呼ばれることもあり、「未開封のブランド酒であれば古いほど高いことが多い」と考える人も多いです。
しかし実際にはお酒全体から見るとそうしたケースは一部で、逆に高級日本酒などのように2年も経つと買取不可になってしまう…というジャンルもあり、本当に一概には言えません。

ワインなども「醸造酒」なので保管方法にもよりますが、ごく一部の銘柄を除いてやはり経年変化には弱いので長すぎる保管はNGです。
逆にウイスキーやブランデーといったいわゆる「蒸留酒」は状態変化に強く、基本的には保管が長いほど高価買取される傾向にあります。

また前記事では取り上げませんでしたが、「日本酒」の場合はかなり時間の経過に弱く、未開封でも売り物になるのはせいぜい1-2年といったところなので早めに決断する必要がありますね。

希少価値が付くことで価格が上昇するケースも

お酒の買い取り価格を左右するものはもちろん、もともとの値段(価値)が基準になってきます。
これに加え2つ目の要素として、上記でお伝えしましたが「古さ」「新しさ」などお酒によって価値の出やすい「時期」であることが大切です。

しかし、大きな「プレミア」(=元の購入価格より高値が付く)が付くお酒はそれだけでなく、「希少価値があるか?」ということも大きく関係してきます。
分かりやすいのは「限定生産されたお酒」で、有名なものとしては海外ウイスキーであれば「アードベッグ」、国産ウイスキーなら「イチローズモルト」などがあります。(ともに購入価格の5-10倍程度の値段がついています)
これらはもともと「何本生産しました」という本数が明確になっていて、それが少ないからこそ「希少性が分かりやすい」と言えます。
※「抽選販売」で手に入れたお酒も同じ理屈で高価買取はねらい目です!

また生産本数がはっきりしていないケースでも希少性が評価されているものとして、「ブドウが不作だった年のワイン」など特定の年数のものがありますね。
どちらかというとこちらの方が多いケースです。
最もよく言われているものの例としては2017-18年物のカリフォルニアワイン(山火事などでブドウの収穫高が減り希少性が増した)がありますが、他にも「収穫量などに左右され製造本数が少ない年のワイン・ウイスキー」などは自然流通量も少なく、そのことが知られているので高く評価されやすいです。

ジャンル別! 高価買取銘柄をご紹介

ウイスキーで高価買取されやすい銘柄

ウイスキーは、麦芽やトウモロコシなどを原料に作られた蒸留酒で、原料により風味がかなり違います。
スコッチなどの名前にもあるようスコットランドやアイルランドが生産国として有名ですが、実は日本も5大生産国の一つに入っており、いわゆるジャパニーズウイスキーも人気が高く高価買取されやすいです。
蒸留酒なので長期変化しても変化に強く、むしろ年代を経るごとに価値が高まりやすいといえます。

先ほどご紹介した
〇イチローモルト全般
〇アーベドッグ
は大人気なのですが、長く続く定番として
〇マッカラン30年・18年などマッカラン全般
〇スコッチ
〇ワイルドターキー
なども高価買取されていますね!

また最近はジャパニーズウイスキーも人気が上昇し高価買取のケースが増えています。
〇山崎○○年とあるもの
〇竹鶴
〇軽井沢ブランドのもの
なども高価買取されるケースが多いウイスキーと言えます!

ブランデーで高価買取されやすい銘柄

ブランデーはブドウのみならず、リンゴなど果実全般から作られる蒸留酒のことを指します。
原料はブドウのものが多いのですがワインと違うのは、こちらは製法が「ワインを蒸留した蒸留酒」なので酸化など変化に強く、やはり長く保管するほど価値が高まりやすい…と言えます。
大きくはワインを蒸留させて作る「コニャック」と、リンゴを原料とする「カルヴァドス」に分かれるのですが、知名度としてはコニャックが有名で、高価買取にもなりやすいですね!
また産地はワインと被るので世界各国で作られていますが、やはり量・質ともに本家はフランス産と言えるでしょう。

ブランデーはどちらかというと以前は高値が付いていたのですが、同じ蒸留酒でも国内ではウイスキー人気が高まったことがあり需要を食われてしまい、高価買取はできても「購入価格を越える(=プレミアがつく)」というケースは少なくなっています。
それでも相対的に高価買取されるものとしては
〇ヘネシー・リシャール
〇ヘネシー・ファーストランディング
〇カミュ・トラディション
〇カミュ・ミシェル・ロイヤルバカラ
などが挙げられます。

他にも高価買取銘柄は細かく存在していますが、ブランデーの場合はウイスキーと違い原則年数表記がないので買取価格を銘柄名のみで判断せねばならず、それもウイスキーと比較してそれほど買取価格が伸びない理由の一つとなっているようです。

ワインで高価買取されやすい銘柄

ワインはブドウを原料とした醸造酒です。
種類としてはかなり手軽に飲まれているタイプのお酒なので、かなりの流通量ですが価値は正直ピンキリです。
ワインの場合、製法として醸造酒なのでウイスキーやブランデーほどには経年変化に強くありません。
そのため一部の高級銘柄を除き、高価買取される年代は比較的新しめと言えます。

ワインについては銘柄数も膨大なので高価買取されるものを挙げるときりがないのですが、定番と言えるのはやはり「ロマネコンティ」と「ボルドーワイン」(特に5大銘柄)の2つでしょう。
特に前者はワインをよく知らない人でも一度は聞いたことがあると思います。
実はロマネコンティ社の作るワインは「ロマネコンティ」以外にも何種類かあり、
〇DRCロマネコンティ
〇DRCモンラッシェ
〇DRCラ・ターシュ
〇DRCリシュブール
などが特に高値で取引されています。
ロマネコンティは生産量などの理由で供給が少ない年があり、そうした年のワインは高値が付きやすいです。
(具体的には2015,2010,2009,2005,2003,1999年など…)

またボルドーワインの5大銘柄とは、
〇シャトー・ムートン・ロートシルト
〇シャトー・ラフィット・ロートシルト
〇シャトー・マルゴー
〇シャトー・ラトゥール
〇シャトー・オー・ブリオン
のことで、これらもかなり高価買取されていますね!

シャンパンで高価買取されやすい銘柄

シャンパンはワインの一種で、フランスのシャンパーニュ地方で作られた発泡性のあるスパークリングワインの名称です。
祝い事などで開けられる習慣もあり、同じシャンパンでもクリスマスなど祝い事の前には相場が上がる傾向があります。

日本で有名なシャンパンと言えば接待などでもよく使われる「ドンペリ」でしょう。
ドンペリは比較的古い物(特に1999年以前)が比較的高い価格で流通する傾向がありますが、特に
〇ドンペリ P3
〇ドンペリ エノテーク
などは高いですね。

またドンペリ以外であれば「クリュッグ」も有名で、特に1995年物など20世紀のものが比較的高い傾向があります。
ただシャンパンは全体として「プレミア(=購入時の価格を越えて買い取ってもらえる)がつく」というケースは珍しく、定価に連動してその3-7割程度で買い取られることが多いようです。

日本酒で高価買取されやすい銘柄

前記事ではご紹介しませんでしたが、日本酒も「お酒買取」の対象になります。
ただ他の種類と大きく違うこととして、お米を原料とした日本酒は経年劣化にとても弱いです。
買取り店にもよりますが短い店で1年、長くても2年以上製造から時間が経過したものは「買取対象外」とされてしまうことがほとんどなので注意が必要です。

日本酒は銘柄数も多くきりがないのですが、高価買取銘柄としては以下のような例があります。
〇十四代
〇八海山金剛心
〇サケハンドレッド
〇久保田萬寿
〇羅生門
など・・・

また日本酒ではないのですが焼酎の高価買取銘柄としては、
〇森伊蔵
〇魔王
〇バカラボトルを使用した「百年の孤独」
などが代表格です!

この記事では主だった高価買取されやすい銘柄を、有名どころを中心にご紹介しましたが、他にもまだまだ高価買取される銘柄もあります。
気になる銘柄で、未開封のお酒がありましたらぜひお問い合わせください!

監修
監修:安井 理
慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。
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