【インゴットの買い方】金の購入ガイド!価格と場所の選び方を解説!

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目次

金 インゴットとは?

金のインゴットの種類と特徴

金のインゴットとは、純度の高い金属を長方形のブロック状に加工したもので、主に投資や資産保有の目的で利用されます。

種類は金の純度によって分けられ、一般的には99.99%の純度を持つ「24K(フォーナイン)」が最も代表的です。
ほかにも、22Kや18Kのように純度の異なるものがありますが、資産保全目的では基本的に24Kが選ばれます。

また、インゴットには各メーカーの刻印が押されており、ブランドによって評価や市場での信頼度が異なります。

国内では田中貴金属徳力本店、海外ではスイスのPAMP社スイス銀行製のものが特に有名です。

信頼できるメーカーのインゴットは、再販時の価格や流動性に影響するため慎重に選ぶ必要があります。

なぜ今、金のインゴットが注目されているのか?

近年、世界的なインフレや景気の先行き不安から、安全資産としての金が再び注目を集めています。

特に物価が上昇して通貨の価値が下がるとき、金の価値は比較的安定しているため、資産の価値を守る手段として選ばれやすくなります。

また、地政学的リスクや金融システムへの不安が高まると、人々は現物資産への信頼を高め、金のインゴットを購入する傾向が強まります。

デジタル資産とは異なり、手元に実物が残る安心感も大きな理由の一つです。
特に長期保有を視野に入れた資産形成を考える人々にとって、金インゴットは有力な選択肢となっています。

経済が不安定なときほど、金のインゴットは安心できる資産として選ばれているのです。

金の資産としての価値についてはこちらの記事でも紹介しています!
金 なぜ価値がある?意外な理由で高まる金の魅力とは!

金のインゴットの保有メリット3つ

金のインゴットを保有するメリットは大きく3つあります。

「資産の分散」
株や不動産などと異なり、金は価格変動の要因が異なるため、分散投資の対象として適しています。

「インフレヘッジ」
インフレで貨幣の価値が下がっても、金の価値は保たれることが多いため、購買力を維持しやすくなります。

「現物資産の安心感」
手元に保有できるため、デジタル資産のようなシステム障害やハッキングのリスクがなく、安全性が高いと感じる人も多いです。

金インゴットは、価格の安定性と現物資産の特性により、安心して長期保有できる魅力があります。

初めての方におすすめのサイズは?

初めて金のインゴットを購入するなら、
5g・10g・20gといった小さめのサイズがおすすめです。

インゴットのサイズ特徴価格面の傾向初心者向けのおすすめ度
5g最も手軽に購入できるサイズ1gあたりの価格は割高(試し買いに最適)
10g扱いやすく、売却しやすい価格と流動性のバランスが良好(初めての購入におすすめ)
20g長期保有やまとまった購入向き1gあたりの価格が抑えられコスパ良○(予算に余裕があれば)

初心者にとっては、無理なく始められ、かつ将来売却しやすい10g前後が最も安心できる選択です。

※金の値段はその時々の相場によって変わります。

金のインゴットはどこで買える?購入手順を解説

貴金属専門店で直接購入する方法

金のインゴットを手に取って確認したい方には、貴金属専門店での購入が適しています。
主な店舗には田中貴金属や徳力本店などがあり、店頭での対面販売によって安心感があります。

購入手順はまず、事前に在庫状況を確認してから来店し、希望のインゴットのサイズや数量をスタッフに伝えます。

その後、本人確認書類を提示して支払い手続きに進みます。

購入が完了すると、その場でインゴットを受け取るか、後日配送を選ぶことも可能です。

実物を見ながら説明を受けられるため、初心者にも安心の購入方法です。

オンラインショップで購入する手順

近年は自宅から手軽に購入できるオンラインショップも人気です。
信頼できる業者を選ぶ際には、運営会社の実績レビュー評価買取保証の有無などをチェックしましょう。

購入の流れは、公式サイトで希望の商品を選び、カートに入れて注文手続きを進めます。

その後、本人確認書類の提出を求められる場合があり、指定方法(郵送・アップロードなど)で提出します。

支払い方法を選び、確認が済めばインゴットが配送されます。

オンライン購入は利便性が高い一方で、信頼性のあるサイトを選ぶことが最も重要です。

銀行や証券会社での買い方

一部の銀行や証券会社でも、金のインゴット購入サービスを提供しています。

例えば、三菱UFJ信託銀行野村證券などが該当します。

これらの機関では、口座を開設した上で資産運用の一環として金インゴットを購入することが可能です。

通常は、取扱い支店に問い合わせたうえで、事前予約または相談が必要になります。
取り扱いの有無や詳細な条件は機関ごとに異なるため、事前の確認が欠かせません。

銀行や証券会社を利用すれば、他の資産と合わせて一括管理ができる点がメリットです。

購入時に必要な身分証明書と準備物

金のインゴットを購入する際には、法律上、本人確認が義務付けられている場合があります。

特に、取引金額が一定額を超える場合や、郵送による受け取り時には身分証明書の提出が必須です。

一般的には、
運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどが使用可能です。

また、支払いに使う現金やクレジットカードの限度額にも注意が必要です。

スムーズに購入するためには、必要書類と支払い手段の確認を事前に行うことが大切です。

金のインゴット購入時にかかる手数料

バーチャージとは?小さいサイズで気をつけること

金インゴットを購入する際には「バーチャージ」と呼ばれる手数料が加算されます。

これは金の市場価格とは別に、製造・流通・販売にかかるコストを反映したもので、1gあたり数百円前後が一般的です。

特に5gや10gなどの小さいサイズは、1gあたりのバーチャージが高くなる傾向があり、実質的な購入価格が割高になります。
そのため、同じ量の金でもまとめて購入した方がバーチャージの負担は軽くなります。

小さなサイズのインゴットほど、見た目以上に手数料がかかる点に注意が必要です。

手数料を抑えるためのポイント

バーチャージを含む手数料をなるべく抑えるには、いくつかの工夫が有効です。

  • 複数枚を一括で購入することで、サイズごとの割高なバーチャージを軽減できる。
  • 銀行振込や現金払いを選ぶと、クレジットカード手数料が発生せず割安になることがある。
  • 定期的にキャンペーンを実施している販売店では、期間中の購入でお得になる可能性がある。
  • 購入前に、各ショップの手数料体系をよく確認しておくことが重要。

まとめ買いや支払い方法の選択で、思いのほか手数料を抑えることができます。

金のインゴット購入時の注意点

本物の金インゴットの見分け方

金のインゴットを購入する際に最も注意すべきなのが、偽物との見分けです。

正規品には必ず、製造元のロゴ、金の純度(例:999.9)、重量、製造番号などが刻印されています。

また、本物の金は非常に柔らかく、指で触れたときに独特の重みと滑らかさがあります。

さらに、磁石に反応しない比重が高いといった物理的特徴も判断材料になります。

不安な場合は、専門機関での成分分析やX線検査を依頼するのが確実です。

見た目が似ていても、正確な刻印や比重のチェックで本物かどうかを見極めましょう。

信頼できる販売店の選び方

金のインゴットは高額な買い物であるため、信頼できる販売店を選ぶことが非常に重要です。

1.その店舗が長年営業しているか、または実績やレビュー評価が安定しているかを確認する。

2.明確な価格表や手数料の説明があるかどうかをチェックする。

3.購入後のサポート体制買取保証の有無を確認しておくと安心。

信頼性が高い店舗では、偽物の混入リスクも極めて低くなります。
金の購入は信頼できる販売店選びがすべての出発点です。

安全な保管方法とセキュリティ対策

購入した金インゴットは、紛失や盗難を防ぐために安全な場所に保管する必要があります。

自宅で保管する場合は、耐火性や耐水性を備えた金庫を使用し、目立たない場所に設置するのが基本です。

より高いセキュリティを求めるなら、銀行の貸金庫を利用する方法もあります。

貸金庫は費用がかかりますが、盗難リスクが極めて低いため、大量の金を保管する場合には適しています。

それぞれの保管方法にはメリットとデメリットがあるため、自分の生活環境に合った方法を選びましょう。
大切な資産を守るためには、保管場所の選択と防犯対策にしっかりと向き合うことが必要です。

まとめ

金のインゴットは、インフレや経済不安への備えとして注目されている資産のひとつです。

購入にあたっては、純度やサイズ、販売店の選び方、さらには税金や保管方法まで多くの点に注意が必要です。
特に初めての方は、小さいサイズから始めて、信頼できる販売元を選ぶことが成功への第一歩です。

将来的な売却も視野に入れて、手数料や申告義務についてもしっかり理解しておくと安心です。

「インゴットの買い方」を正しく理解し、安全で賢い資産形成につなげていきましょう。

よくある質問

金を購入すると、税務署にバレる?

通常、金を購入しただけで税務署に自動的に情報が伝わることはありません。

しかし、200万円以上の現金取引を行うと、販売店による本人確認が義務づけられ、その記録が残ることになります。

また、売却時に利益が出た場合には確定申告が必要になるため、その際に税務署への申告が行われます。

「購入=税務署にバレる」というわけではありませんが、条件次第で申告義務が発生します。

金の売買に関する注意点はこちらの記事でも紹介しています!
金を売る時の税金や注意点とは?買取業者や相場、タイミングなど解説

金のインゴットはどこで購入できる?

金のインゴットは、貴金属専門店、銀行、証券会社、そしてオンラインショップなどで購入できます。

それぞれの販売形態によって価格や手数料、サポート内容が異なるため、自分のニーズに合った購入先を選ぶことが大切です。

特に初心者は、対面での説明が受けられる専門店がおすすめです。
購入場所ごとの特徴を把握して、自分にとって最も安心できる方法を選びましょう。

金のインゴットを買うなら何gがいい?

初めて金のインゴットを買うなら、10g前後のサイズが扱いやすくおすすめです。

5gは手軽ですがバーチャージが割高で、20gはコスパが良い一方で購入価格がやや高くなります。

ライフスタイルや予算に応じて、少額から始めることで失敗が少なくなります。
初心者には、価格と流動性のバランスが取れた10gインゴットが最も安心です。

購入するならインゴットと金貨、どっちがいい?

金を購入する際、「インゴットと金貨のどちらが良いか」で迷う方も多いです。

インゴットは純度が高く、購入時にかかる1gあたりの価格が比較的安いため、資産としての効率が高い傾向があります。

一方、金貨は額面のある通貨として発行され、デザイン性や収集価値があることから、趣味と投資を兼ねた選択として人気です。

ただし、金貨はプレミアムが上乗せされる場合があり、同じ重さでもインゴットより高価になることがあります。

資産性を重視するならインゴット、コレクション性や贈り物用途なら金貨が向いています。

金貨の購入を検討している方はこちらの記事も参考になります!【金貨投資の仕組みと特徴

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この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

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