使いかけの化粧品・期限切れの化粧品は買取できるの?

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全国のジュエルカフェでは主にジュエリーなど貴金属やブランド品を初めとして、いろいろなジャンルでお買い取りをさせていただいています。
そんな中で「買い取っていますよ」というと少し驚かれることが多いのが「化粧品」です。
店舗数が多いこともあるのですが、実は多い日であればジュエルカフェでは全店合計すると1日1000点近く買取させていただいています。
需要も多いことから、化粧品買取については現場経由でのお問い合わせが多いのですが、今回はそのうち最も多い2つについて、答えていく形でお伝えしていきます。

目次

使いかけの化粧品を買い取ってもらえるの?

結論として「一部のケースを除いて買い取り可能」です

ジュエルカフェとしての結論を先にお伝えすると、「使いかけの化粧品」は基本的に買い取り可能です。
ただ、「極端に減ってしまっている場合」「開封してから時間が経過し過ぎている場合」、また「もともとの化粧品の価格が極端に安い場合」などはどうしても値がつけられず、お断りするケースもあります。

目安としては、
〇化粧品の残量が半分前後か、それ以下になっている
〇化粧品を開封(使用開始)してから、半年以上時間が経過している
〇もともとの購入価格が2000円以下と、かなり安い
などの場合は状態を見て、買取り困難なケースも出てきます。

「買い取るか否か」については上記が総合的に判断されるため線引きはあいまいな面もあり、事前にラインやメール・電話などで問い合わせた上で持ち込むことをお勧めします。

使いかけの化粧品を買い取り可能なお店は多いのか

最近では開封し、使いかけとなった化粧品についても買取対象になるお店が増えてきました。
ジュエルカフェ以外にもいくつかあるのですが、やはり使いかけのものについてはケースバイケースなところが多い中、ある程度はっきりしたガイドラインを示している所もあります。

たとえば「リライフクラブ」では、百貨店コスメ類なら7割程度以上残っていれば買取OKとなっています。
また宅配買取専門であるBUY王(バイキング)も、使いかけ化粧品については対応していて「香水は半分以上残っていれば、箱なし使用品もOK」と打ち出しています。
また化粧品買取専門店であるウッテコ(Utteco)では他店で断られたものでも大丈夫だったという声も多く、こちらも5割以上あれば大丈夫なようです。また「試用見本品も買取OK」となっています。

各店ともケースバイケースの中一応の目安を出している買取店はかなりあるので、売りに行く前にホームページ等で確認することをお勧めします。
ただ実際の買い取り事例を見るとこれらも絶対的なものではなくあくまでも「残量の目安」なので、他に化粧品そのものの購入価格や使用期限、劣化度(開封からの時間)などから買い取り不可になるケースもあると思っておきましょう。

使いかけで「買い取ってもらえない」ケースとは

とくに持参型の店舗買取の場合、使いかけの化粧品について「買取〇か×か」は現場のバイヤーさんのその場の判断にゆだねられるのでケースバイケースです。
総合的に見て「売り物にならない」と判断した場合はシビアな判断をされるのですが、実際にどのようなケースで「買取不可」になってしまったのか簡単にまとめてみました。

〇劣化が激しい

仮にたいして使っておらず、化粧品の残量が9割以上あったとしても、中身が日焼け・変色・水漏れなど劣化していた場合は買い取りが難しくなります。
劣化する原因の多くは「酸化」で、開封し使用開始してから数か月・または数年経過してしまうととくに使っていなくても目に見える形で劣化が出てきます。

〇価格が極端に安い

使用済み化粧品は、未開封のものと比較してもかなり安くなってしまうので「もともとの価格が安い化粧品」の場合は、あまり使っていない場合であっても買い取りを断られてしまう場合があります。
最近ではいわゆる「プチプラ」と言われている比較的安価なメーカーからコスメなども出ていますが、元が安い分だけ「これ以上安くできない」という意味合いもあると思います。

〇化粧品の残量が少ない

これは今まで見てきた例の範囲ですが、「残量が半分を切っている」状態で売りに出されたとしても、買い取りが成立した例はあまり見たことがありません。
もちろん極端に高価な化粧品の場合は例外もあると思いますが、「使いかけ」と言っても実際に持ち込まれるもののボリュームゾーンは「1-2回使っただけ&1-2割程度減っているもの」です。
「これ以上使わないので売ろう」という決断は、できるだけ早くした方が良いと思います。

使いかけ化粧品の買い取り相場は?

たまに「化粧品を2割使って8割残っているのだから、未使用の8割くらいの値段にならないの?」というお声を聴きます。
これはやはり無理な話です。
未使用(つまり未開封)のものは新品同様の価格にならないとしてもそれなりの価値があり、また未開封ということで品質も劣化しておらず信用があります。
「使いかけ」ということはただ量が減るだけではなく、印象として明らかに中古品になることに加えて参加など、質の劣化が始まっています。
ですから「使いかけの相場」は「使用分量に比例して価格が維持される」のではなく、それと比べると価格が下がってしまうのは仕方ありません。

目安については(使用期限など他の要素も大きいので)各社あいまいな部分があるのですが、たとえば化粧品買取で有名なリライフクラブでは、化粧品については8割程度残っていれば買取OK、金額は中古相場の30%、という基準が明示されています。
「8割あるのだから相場の8割が妥当なのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、質の劣化・印象の劣化なども考慮すれば妥当で、他者でも大差のない結果になるはずです。

使用期限切れの化粧品は買い取ってもらえるのか

化粧品の「使用期限」を知らない人も多い

化粧品の使用期限の話をしているとよくお客様から
「そういうものはどこにも見当たらないよ?無期限に使えるのでは?」
と言われてしまうことがあります。

分かりにくいことですが、化粧品の何割かは使用期限を表示する義務がなく、見当たらないのでわかりにくいです。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」によると、化粧品の場合未開封で3年以内に品質が変化する恐れのある物は製造日や使用期限の表示が必要です。
しかし「開封しなければ3年は持つ」というケースでは製造日や使用期限については表示義務がなく、よって書かれていないというケースが多いです。

逆にお客の側から見るととくに期限が書かれていない場合は製造日から3年以上は持つ、ということになります。
製造日についてはわからないケースもあるのですが購入日(買った日付)は参考になるので、レシートなど記録を取っておくといいかもしれません。

未開封で売るのか、それとも「開封済み」か

ここまでは「未開封」の場合の使用期限ですが、開封してしまったものについてはさらにシビアです。
空気に触れることで酸化が起きて成分変化したり、菌が繁殖する場合もあるからです。
(質の変化は匂いでかなり分かるので、査定時に匂いを嗅ぐということは現場でもよくされています)

メーカーによって異なりますが、一般的な化粧品は開封してから3-6か月で使い切るのが理想とされています。
「未開封で使用期限が切れてしまっている」ものも良くないのですが、「使用期限内であっても開封後、それなりの時間が経っているのが明らか」な場合も、マイナスの判断をされてしまう場合があると思っておきましょう。
特にアイメイク製品(マスカラなど)についてはデリケートな部分の皮膚に使用することもあり、開封後の時間経過についてはシビアに見られます。

その意味でも開封後(=使いかけの状態)で売る場合、使用期限に関わらずすぐに意思決定をした方が良いということになります。

店舗によって分かれる対応

「使用期限の切れた化粧品を買い取ってくれるのか?」ということに対してですが、基本的にはかなり厳しいものがあります。
ただ未開封なら使用期限が切れていても、買い取り自体に応じてくれる所は結構あります。
(ケースバイケースなので例外なくOKという出し方をしている所はありませんが、期限切れ後半年~1年以内であれば買い取ってくれるところが多いようです)

買取価格については期限内のものと比べると下がってしまうのは仕方のないところですが、それでも前向きに対応してくれる買取店があるのはありがたいですね!

化粧品を高く買取ってもらう2つのポイント

売る決断は早めに

使いかけや期限切れの化粧品を少しでも高く売る、ということであればここまでお伝えしてきた通り「意思決定の速さ」が一番大切なポイントです。

特に使いかけの場合、「1-2度使ったけれども自分には合わないから売る」「テストしてみたけれども、合わないのですぐ決断する」というのがベストで、実際に使いかけ化粧品でも最も多いのがこれです。
逆に「半分近く使ってきたけれども、飽きたので残りを売る」というような感覚で持って行ったとしても「売るに売れない」という状態になることが多いのです。

〇使用期限切れでも早いうちなら対応可能ということ
〇使用期限内でも開封済みならできるだけ早い方が買ってもらえること
〇使いかけでも、できるだけ多く残っていた方が買取対象となること
などを考え合わせると、使い始めたらできる限り「売る決断」を前向きに、早くした方が良いのは間違いありません!

できる限り高く買ってくれる買取店を探す

最近は総合リサイクルショップなどでも「化粧品買取ります!」ということを掲げる実店舗がかなり増えてきました。
しかし多くの場合は片手間で買い取りをしているので、時間をかけて価値を確認しなければならない「使いかけ」「期限切れ」への対応は遅れていて、まだまだ見ただけで「これは買い取れませんよ」と即決されてしまう買取店も少なくありません。

まずは「開封済み・使いかけ」「使用期限切れ」のものでも対応してくれる買取店を探すことが必要です。
一番有効なのは
〇ネットで「化粧品 開封済み 買い取り」などのワードで検索する
〇近所の実店舗に電話して実際に確認する
といったことになります。

実店舗の場合は比較的店舗数の多いチェーンの方が「使いかけの場合このように対応して買い取る」といった前向きなマニュアルがあるケースが多く期待できるようです。
またネットで探す場合は「どの程度以上のものなら買取るのか」「査定価格の基準はどのくらいなのか」ある程度の目安を出している会社であればリモート買取でも安心できるはずです。
いずれの場合も実際に査定に出す前に電話やメールで連絡し、残量や期限などを伝えた上でどのくらいになりそうか…という確認を取ってから動く方が良いと思います。

買取専門店ジュエルカフェでは、化粧品・コスメの買い取りに自信を持っています。
ネットや海外などの販路も強いのでその分、高価買取を実現しています。
使いかけや期限切れの化粧品についても前向きにご相談・買い取りをさせていただいておりますのでお気軽にご利用ください!

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この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

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