金とメッキの見分け方を紹介!本物と見分けがつかない際の対処やメッキ買取の可能性について解説

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金のアクセサリーやジュエリーには金以外が含まれていることがある

金のジュエリーは、実は純金だけで作られているわけではありません。

純金はやわらかく傷つきやすいため、実用性を高めるために他の金属を混ぜた「合金」として使われるのが一般的です。

たとえば、K18は金が約75%、K10は約41%で、残りは銀や銅などが含まれています。

また、見た目は金に見えても、実際は表面だけが金でできた「金メッキ製品」も多く存在します。

これらは中身が異なるため、見た目だけで判断するのは難しく、素材によって価値も大きく変わります。
金とメッキの見分け方を知っておくことは、正しい取引や買取価格の把握に役立ちます。

金とメッキを見分ける6つの方法

刻印の確認

もっとも手軽に「金とメッキの見分け方」をチェックする方法が、ジュエリーなどに打たれている刻印を見ることです。

K18・K14・K10などの刻印があれば金の含有率を示しており、本物の可能性が高まります。

一方、「GP(Gold Plated)」「GF(Gold Filled)」「RGP」などの表記があれば、それはメッキや張り加工であることを示しています。

ただし、古い製品や海外製には刻印がない場合もあるため、補助的な目安として使うのがベストです。

関連リンク:【18GP】
刻印なしの金、本物?見分け方と買取の実態を解説!

磁石で確認

金は磁石にくっつかない性質を持っています。
そのため、製品を小さな磁石に近づけて反応があるかを見るだけで、ある程度の見分けが可能です。

もし磁石に強く反応するようであれば、中に鉄やニッケルなどの金属が含まれているメッキ製品である可能性が高いです。

ただし、非磁性のメッキもあるため、完全な判断材料にはならず、あくまで一つの手段として利用しましょう。

関連リンク:金を見分ける!磁石で本物判定の衝撃テクニック

色見の確認

本物の金は落ち着いた黄色みやツヤ感があり、見る人が見れば自然な色味であることがわかります。

一方、メッキは表面が均一すぎたり、やや赤み・白みが強いこともあります。
特に長年使用していないにもかかわらず、くすみや色ムラがある場合はメッキの可能性を疑うべきです。

ただし、判断には経験も必要なため、自信がない場合は専門店で確認してもらうのがおすすめです。

重さの確認

金は非常に密度が高く、見た目に反して重いという特徴があります。

同じ大きさの製品でも、本物の金は手に取るとずっしりとした重量感があるのが特徴です。

一方、メッキ製品は中身が別の軽い金属であることが多く、持ってみると軽く感じることが多いです。

天秤や精密な秤を使えば、より正確に比較することもできます。

試金石で確認

試金石(しきんせき)は、表面をこすって専用の薬品を使うことで金の含有率を確認する道具です。色の変化を観察することで、金の純度やメッキかどうかをある程度見分けることが可能です。

ただし、正しい知識と薬品が必要なため、一般の方にはややハードルが高く、実際の判定は貴金属専門店や査定士に依頼するのが安全です。

剥離の有無で確認

長期間使用されたメッキ製品は、表面が摩耗して下地の金属が見えてくることがあります。

特に角や留め具部分に色ムラや剥がれがある場合は、金メッキが施された製品である可能性が高いです。

一方、金製品は表面が均一で色が中まで一貫しているのが特徴です。

目視で確認する際には、こうした「地金の一体感」があるかどうかもチェックポイントになります。

金とメッキの見分けがつかない際の対処法

見た目では「金」と「金メッキ」を完全に見分けることは難しい場合があります。
自分で判断できないときは、無理に判別しようとせず、専門の貴金属買取店や鑑定士に相談するのがもっとも確実な方法です。

特に査定や売却を考えている場合、正確な素材の特定は価格や評価に直結するため、信頼できる業者の目を借りることが大切です。

専門店では刻印の確認だけでなく、比重測定・試金石テスト・X線検査などの専用機器を使って正確な判別が可能です。

持ち込みが不安な方は、事前に問い合わせて無料査定を受け付けているか確認するのも良いでしょう。

金メッキに価値がつくことはある?

金杯メッキ買取

金メッキ製品は買取可能?価値がつくケースとは

金メッキ製品は、素材としての金の含有量がごくわずかであるため、純金やK18などの製品と比べて「金そのものの価値」はほとんど期待できません。

そのため、多くの買取店では「素材価値」としては査定対象外になることが一般的です。

しかし、状態が良くデザイン性が高いものや、有名ブランドのジュエリー、時計、眼鏡フレームなどの場合は、装飾品としての「再販価値」や「ブランド価値」が評価されることがあります。

「これはメッキだから売れない」と決めつけず、一度専門店に相談してみることが、意外な価値発見につながるかもしれません。

まとめ

見た目では区別がつきにくい金とメッキですが、実際には刻印や磁石、重さ、色味などの複数の方法を組み合わせることである程度の見分けが可能です。

特に買取や資産価値の判断においては、素材の正確な確認がとても重要になります。 また、メッキ製品であっても、状態やブランド、デザイン性によってはリユース品として価値がつく場合もあるため、「金ではないから無価値」と思い込む必要はありません。

判断に迷う場合は、専門の買取店や鑑定士に相談することで、自分の持ち物の正しい価値を知ることができます。

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この記事を書いた人

安井 理のアバター 安井 理 リユースライター

慶應義塾大学 文学部 人間関係学科卒。1999年より神奈川を中心に学習塾・結婚相談所・リユース専門店などを経営。特にリユース専門店は県内30店舗まで展開した後、戦略的バイアウト。以降は越境ECや業界特化型のライター・コラムニスト・アドバイザーとして活躍。

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